［管理番号:11800］
性別:女性
年齢:55
病名:
症状:
投稿日:2024年05月19日

TS-1について教えてください。
８年前に左胸全摘手術+インプラント再建。
ホルモン陽性、HER2陰性、リンバ節転移なしでした。
リュープリンを２年、タモキシフェンを5年おこなって治療終了しました。

昨年、局所再発しました。
術前からレトロゾール
服用し、切除手術を受けました。
現在は放射線治療中です。
放射線後に、TS-1かベージニオを主治医から提案されていますが、どちらを選ぶべきか迷っておりますので、先生の意見を伺いたく、お願いします。

病理診断は
組織型・硬癌 Invasive carcinoma
腫瘍サイズ・ミクロ30*6*27ミリ
浸潤進展度・f
脈管侵襲・V(+) Ly(-)
組織学的グレード・HGIⅠ（Tf.:3 NA:2 MC:1）
切除断端・陰性
ホルモン受容体・ER70% PgR20% HER2(2+) Ki-67陽性細胞10%

真皮内～皮下脂肪織、横紋筋組織において、異型細胞が間質増生を伴い小胞巣状～小
塊状、索状構造または個細胞性に増殖しており、腺腔形成像が少数散見されます。
との所見です。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

TS-1かベージニオを主治医から提案されていますが、どちらを選ぶべきか迷っておりますので、先生の意見を伺いたく、お願いします。
⇒ＴＳ－１を私が選択することはありません。（「お知らせ」をご覧ください。）

この場合、術後補助療法ではなく（局所とはいえ）「再発治療」と捉えるとＣＤＫ４／６inhibitor+hormone therapyは妥当だと思います。
★但し私が選択するのは(abemaciclibではなく）palbociclibです。何故ならabemaciclibはdiarrheaが必発だから敢えてそちらを先に選択することはありません。（無論、術後補助療法の場合にはabemaciclibのみ保険適応なのでそちらを選択せざるをえませんが）

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/5/27
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