[管理番号:11621]
性別:女性
年齢:42歳
病名:線維腺腫
症状:生針検査で葉状腫瘍の疑いあり
投稿日:2024年02月20日
田澤先生
初めてメールをさせていただきます。
2年半程前に左胸のしこり(5センチ弱)の生針検査を行い、線維腺腫と診断され経過観察となりました。
昨年末にしこりが大きくなっているような気がして(皮膚の上からしこりが分かる程度)再診でマンモグラフィと超音波エコーを受けました。
主治医からは、しこりは大きくなっておらず年齢により胸のハリがなくなったためしこりが目立つようになっただけで心配ないとの診断でしたが、不安でしたのでその場で再度組織検査をお願いしました。
その際に、水が溜まっているところがあるとのことで水を抜いていただいたのですが、1月に検査結果のため受診したところ、水の溜まっていた部分について葉状腫瘍の疑いあり、しこりの他の部分の組織については線維腺腫という検査結果だと告げられました。
検査結果の告知の後、主治医から葉状腫瘍の説明や手術についての詳しい説明はなく、その場で取るか取らないかの判断を委ねられてしまい即答できずにいると、もし手術で取るのであれば、この大きさであればぎりぎり日帰り手術(理由は全身麻酔だと麻酔のための検査などがあり面倒だからと言われました)、手術については4ヶ月後となる、もし手術で取ると決めたならばまた再度予約をして下さいと告げられました。
しこりが大きくなったと感じた頃から自身で調べていたところ、葉状腫瘍についてもこちらのHPなどで拝見して大変不安を感じており、手術で取る方向で考えておりますが、
5センチ弱のしこりを取る手術において、局所麻酔で日帰り手術というのは通常の処置で心配ないでしょうか。
また、しこりの場所は左胸の乳首横から左脇にかけてとなりますが、切開する場所はやはりしこりがある場所に沿ってとなり、しこりの大きさと同等の傷痕となりますでしょうか。
命最優先で治療を望むべきで、このような質問は憚られるべきかとおもいますが、幼少の頃に心臓病の手術を受けており胸に大きな傷痕が残っているため、正直なところ、これ以上目立つ傷痕がなるべく残らないような処置を望んでおります。
長い文章となってしまい申し訳ございません。
田澤先生のご意見を伺えれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「水が溜まっているところがある」
⇒この所見だけで(私ならば)葉状腫瘍を強く疑います。
何故なら線維腺腫で内部に液体成分を有することはほぼ無いからです。(葉状腫瘍には「よくある」所見です)
しかも5cmであれば、キチンとマージンをつけた手術を全身麻酔で行うべきだと
「強く」思います。(この大きさで、マージンもつけるとなれば傷跡云々は優先順位を下げるべきです)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/3/4
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