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しこりのない乳癌

[管理番号:11585]
性別:女性
年齢:51歳
病名:
症状:
投稿日:2024年02月05日

相談よろしくお願い致します。

乳癌健診(エコー検査)で要精密検査になり、病院に行きました。

病院でエコー検査を受け、エコーに黒っぽいものが写っているのは分かりました。
そして、細胞診をしました。結果はカテゴリー3、その後針生検をして、今は結果まちです。

先生は、乳腺症と思っていたようですが、細胞診の結果を受けて、癌を疑っているようです。

自分ではしこりがないように感じたので、
「しこりはありますか?」と質問したところ「しこりはありません。」と先生はおっしゃいました。

そこで質問なんですが、エコーにうつる乳腺症に似たしこりがない癌とはどのような癌でしょうか?
まだ早期の可能性はありますでしょうか?

そもそも、しこりがないのにエコーで写るのでしょうか?楕円形をしていたと思います。

癌かもと不安で仕方ありません。

因みに、去年の健診はマンモとエコーで異常なしでした。

よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「しこりがない乳癌」などという「言葉の遊び」をしても仕方がありません。
それよりも問題なのは、

『結果はカテゴリー3、その後針生検をして、今は結果まちです。先生は、乳腺症と思っていたようですが、細胞診の結果を受けて、癌を疑っているようです。』
⇒と、いう記載です。

細胞診クラス3(細胞診結果は「カテゴリー」ではなく、「クラス」ですよ)で「癌を疑っている」こと自体が異常なことであることを質問者は理解すべきです。

クラス3は良性であり、(細胞診が上手な医師から見れば)それで癌を疑うこと自体全くナンセンスです。(癌であれば私が細胞診をすれば全てクラス5となるし、もしも万が一4ならば「何故だ!」と悩むことでしょう)

★「クラス3で癌を疑う=細胞診がまともにできない」医師であることには気を付けるべきです。(その針生検結果の信頼度の問題となります)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/14
***

質問者様から 【質問2】

ホルモン療法の服用について
性別:女性
年齢:51歳
病名:
症状:
投稿日:2024年04月15日

前回は、針生検についてお答え頂き、ありがとうございました。

今回も相談よろしくお願いします。

その後、右胸は癌とわかり、右胸全摘手術を1ヶ月前に受けました。

病理検査の結果は次の通りです。
浸潤性乳管癌 硬性型
腫瘍の大きさ 1.5cm
断端 陰性
核グレード 1
リンパ節転移 0/5
血管浸潤 なし
リンパ管浸潤 なし
ホルモン受容体 ER+ PR+
HER2スコア 1
MIB-1 LI 0.1%

という結果でした。
今後はホルモン療法を5年間やりましょう。とのことでした。10年は必要ないかな…
と言っていました。

主治医からは上記の情報を紙で渡されたのですが、やはりホルモン療法はしたほうがいいのでしょうか?
ホルモン療法をした場合としない場合とでは、転移率にどのくらい差がありますか?

お忙しい所申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

主治医からは上記の情報を紙で渡されたのですが、やはりホルモン療法はしたほうがいいのでしょうか?
⇒ホルモン療法を省略してよいというエビデンスはありません。

ホルモン療法をした場合としない場合とでは、転移率にどのくらい差がありますか?
⇒それは不明ですが…
10%前後だと思います。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/23
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