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12年後の温存乳房内再発

[管理番号:11114]
性別:女性
年齢:47歳
病名:浸潤癌
症状:
投稿日:2023年5月19日

初発 2011年35歳、(BD領域真ん中あたり)左浸潤癌、
2.8×1.3cm、 グレード3 、ki67不明、センチネルリンパ転移なし、トリプルネガティブ

温存術後FEC6クール(当初はFEC4+ドセタキセル4の予定も、ドセにアレルギー症状が出た為中止)、放射線治療

再発 2023年47歳、(C領域あたり)左浸潤癌、1.8cm、グレード2、ki67 60%、リンパ転移なし、トリプルネガティブ

毎年受けている定期検診にて発覚、全摘術後上記病理が出たところです。

過去のQAを拝見して、局所再発は全摘で最初から全摘したのと予後は
同じとあるので、全摘したのでひとまずやることはやったと安心しています。

質問① 温存乳房内再発と診断されましたが、場所が離れていますが、そういう場合もありますか?

質問② 乳房内再発なら全摘すれば治療は終了と思っていましたが、抗がん剤を勧められています。
カンファレンスするそうです。

このQAで同じ12年後乳房内再発の方に、12年経っているので「新規乳癌」として「サブタイプに応じた術後療法したほうが無難かもしれません。
とありましたが、私も同じ認識でよろしいでしょうか。

その場合、FEC6クールもしてますし、ドセアレルギーがありますが選択肢はまだありますか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問① 温存乳房内再発と診断されましたが、場所が離れていますが、そういう場合もありますか?
⇒便宜上、用語として「乳房内再発」となっていますが、おっしゃるように(12年でしかも、離れているので)ほぼ間違いなく温存乳房内「新規」乳癌でしょう。

12年経っているので「新規乳癌」として「サブタイプに応じた術後療法したほうが無難かもしれません。
とありましたが、私も同じ認識でよろしいでしょうか。

⇒もしも今回がluminal typeなら、ほぼ間違いなくホルモン療法を(何処の施設であっても)推奨された筈ですが…

新規病変だとしても、同じトリプルネガティブなので通常の選択肢としては、
1.(前回が)anthracyclineだけなら、今回はtaxane(docetaxel or paclitaxel)のみ
2.(前回が)taxaneだけなら、今回はanthracyclineのみ
3.(前回が)anthracycline+taxaneなら、今回はanother taxane(前回paclitaxel
なら今回docetaxel, 前回docetaxelなら今回paclitaxel)

となりますが…
質問者の場合にはdocetaxelでアレルギーが出たので、(riskを冒してまで)
paclitaxelをtryすることは(私なら)しません。 無論、無治療とします。

その場合、FEC6クールもしてますし、ドセアレルギーがありますが選択肢はまだありますか?
⇒ありません。
 決してcapecitabineやTS-1(TS-1も術後補助療法の適応はルミナールタイプだけです)などの適応外診療をしないように!!!

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/30
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質問者様から 【結果・経過2】

12年後の温存乳房内再発
性別:女性
年齢:47歳
病名:左浸潤癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
投稿日:2023年6月30日

田澤先生、お忙しい中ご回答ありがとうございました。
(違う方の結果が紐付けられている為、結果再送します。)【訂正しました。】
術後補助療法として、田澤先生が仰る通常の選択肢である、ウィークリーパクリタキセル12回を提案されました。初発の際ドセアレルギーを経験した為不安で、初回は多少の息苦しさがあったものの、先日2回目の投与を無事終えました。あと10回休まず完走できそうです。
主治医は再発だからと、何がなんでも抗がん剤!のスタンスでしたので、capecitabineやTS-1等の適応外診療にならず、ほっとしました。
この度はありがとうございました。

<Q&A結果>

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【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/30
(本日から可能です。)
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