［管理番号:10848］
性別:女性
年齢:65歳
病名:硬性型の浸潤性乳管癌
症状:自分で触ってもしこり等感じません。
痛みや腫れ等も有りません。
投稿日:2023年1月13日
田澤先生 様
先生の的確なアドバイスで大変勉強させて頂いております。
ありがとうございます。
65歳
女性
閉経後
2022年11月初旬市の検診でマンモを受けました。
12月○○日精密検査
の通知が届き翌日乳腺の医院に受診、エコーと針生検を受けました。
12月〇〇日結果が次の通りでした。
推定組織型:Invasvive ductal carcinoma
所見:乳腺針生検:4本(深切り作製)
2本:硬性型の浸潤性乳管癌 を認めます。
?脂肪織浸潤(+).DCIS巣(+) ?核
異型度:Grade 1(NA2+MI1) ?結合織のみ ?ER:Score.3b PgR:3b HER2:1 ?
KI-67標識率:35.4% ?以上の結果でした。
上記の結果で1月○○日 大学病院受診の予定であります。
?2箇所ある4mmと7mmの端から端まで
61mmで間が繋がっているのではとの事です。
自分で触ってもしこり等は分かりません。
?かなり精密検査まで時間が有りますし、それから手術となると3～4ヶ月弱有りますが大丈夫でしょうか？まだCT.MRI等の検査の予定はまだ決まっておりません。
リンパ等への転移は分かりません。
また、上記でステージとかは分かりますでしょうか？全摘になるかと思いますが化学療法とか必要になるのでしょうか？ ?最初のマンモ検診から約2ヶ月で治療開始となれば3ヶ月位経ちますが、k iが高値のため心配でたまりません。
?
現在、橋本病(経過観察で血液検査等でまだ薬は飲んでおりません。)
11月の検診で子宮がん検診も行ってており子宮筋腫1.3cmで此方も経過観察となっております。
余りにも時間がかかっており毎日毎日不安で過ごしております。
お忙しい中恐縮で御座いますが、どうぞ先生のご意見、アドバイスを宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
かなり精密検査まで時間が有りますし、それから手術となると3～4ヶ月弱有りますが大丈夫でしょうか？
⇒全く問題ありません（十分許容範囲内です）
リンパ等への転移は分かりません。また、上記でステージとかは分かりますでしょうか？
⇒エコーでリンパ節を評価しないとステージは解りません。
化学療法とか必要になるのでしょうか？
⇒luminal typeなので、それは術後にＯｎｃｏｔｙｅｐＤＸして決定しましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/1/21
＊＊＊
質問者様から 【質問２】
浸潤癌と非浸潤癌巣
性別:女性
年齢:65歳
病名:浸潤癌と非浸潤癌混在
症状:
投稿日:2023年1月20日
期限経過前に再質問をしています（１日早い）。
再質問は回答公開後、1週間以上空けてください。
田澤 先生 様
先日はアドバイス有難うございました。
推定組織型:Invasvive ductal carcinoma
所見:乳腺針生検:4本(深切り作製)
2本:硬性型の浸潤性乳管癌 を認めます。
脂肪織浸潤(+).DCIS巣(+)
核異型度:Grade 1(NA2+MI1)
ER:Score.3b PgR:3b HER2:1
KI-67標識率:35.4%
以上で先日お問い合わせさせて頂きました。
2箇所ある4mmと7mmの端から端まで
61mmで間が繋がっているのではとの事です。
問い合わせは
①上記では脂肪織まで浸潤していて非浸潤癌の巣があると言う事になりますでしょうか。
浸潤癌と非浸潤癌が混在して居ると言う事でしょうか？
②しこりが4mmと7mmと有るのですが2個のしこりを含む長さが
61mmとの事ですが、そうなると腫瘍計は間の50mmが浸潤癌になるのでしょうか？それとも非浸潤癌の広がりになるのでしょうか？
その大きさでステージが大きく変わると思うのですが。
③非浸潤癌の中に浸潤癌が有ると考えて良いのでしょうか。
まだ細かな検査が出来ていない為とても不安です。
お忙しい中本当申し訳ごさいませんが宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答２】
こんにちは。田澤です。
難しく考えすぎです。
シンプルに…
乳管内を６１ｍｍの範囲に非浸潤癌が連続していて２か所で浸潤（乳管から外へ浸潤している）という図をイメージしてください。
ステージは「あくまでも最大浸潤径」なので、（もしもこの画像通りであれば）ＰＴ１ｂ＝７ｍｍとなります。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/1/27
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質問者様から 【質問３】
1ヶ月で新しい影
性別:女性
年齢:65歳
病名:浸潤性乳管癌(硬性型)
症状:胸のしこりも全然分かりません。
投稿日:2023年2月6日
田澤先生 様
いつも的確な回答をして頂き力を頂いております。
有難うございます。
昨年12月○○日精密検査が必要との事で乳腺科にてエコーと針生検を行いました。
浸潤性乳管癌との結果を受け1月○○日大学病院にて初診でエコー、マンモ等細かな検査を行いましたが、12月のエコーでは2個と言われておりましたが大学病院で行ったエコーには3個目の黒影があると言われました。
エコーで見る限りリンパ節の腫れは見られないとの事。
1月○○日にMRIを撮りました。
2月○○日にCT撮影の予定です。
①1ヶ月余りで新しく癌が出来る事はありますが？(12月の針生検の時にはその影は見られませんでした。)
②kiが35％と高値の為他への転移がとても心配です。
③閉経後ですがkiが35％だと抗がん剤が必要になりますでしょうか？
病院の方にはオンコタイプDXをお願いして有ります。
④子宮筋腫や甲状腺には影響は無いのでしょうか？
お忙しい中色々ご質問させて頂き大変申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答３】
こんにちは。田澤です。
①1ヶ月余りで新しく癌が出来る事はありますが？(12月の針生検の時にはその影は見られませんでした。
⇒単純に…
（施設によっての）所見の捉え方の違いだけです。
例えば「腫瘍径」なんかも測定方向や測定者によって結構ことなります。
②kiが35％と高値の為他への転移がとても心配です。
⇒３５％は高値ではありません。
そもそも「Ｋｉ６７］は細胞分裂の速度（増殖）と関係する値であり、「転移とは無関係」です。
③閉経後ですがkiが35％だと抗がん剤が必要になりますでしょうか？
病院の方にはオンコタイプDXをお願いして有ります。
⇒ＯｎｃｏｔｙｅｐＤＸ結果がでるまでは不明です。（今から「あれこれ予想」しても全く無意味ですよ）
④子宮筋腫や甲状腺には影響は無いのでしょうか？
⇒全く無関係です。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/2/17
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