[管理番号:10784]
性別:女性
年齢:43歳
病名:再発乳癌
症状:乳頭爛れ
投稿日:2022年12月9日
いつも拝見させていただいております。
今回断端陽性も否定できないと病理結果について教えて頂きたくご質問させてもらいました。
2019年3月 非浸潤乳管癌(乳頭乳輪温存乳腺全摘)
翌年インプラントを入れ再建済み。
2022年9月 乳頭の爛れにより細胞を採取し生検の結果再発と診断
MRIで広がりが小さく、CTでリンパ節、遠隔転移なしの為、乳頭乳輪を切除しました
手術部分の病理が非浸潤乳管癌のみだった為
放射線25回
ホルモン治療5年となりました
浸潤部分がHER2強陽性の為、再発というのも考慮し抗がん剤とハーセプチンも治療方法として上がりましたが
再度、浸潤部分のサイズを調べてくれ
浸潤部分のサイズが1㍉??1㍉であったため抗がん剤はなくなりました。
非浸潤部分のサイズを聞くと調べ直してくれたようで
4㍉??6㍉でした
術後の病理では断端陰性だったのですが、調べ直してくれた後に断端陽性も否定出来ないに変わっていたためこちらを主治医に聞くと
また病理に確認してくれたようで
切除した部分をスライスしてその表皮内にPagetoid癌の細胞が断面にちらほら見える為断端陽性も否定できないとしているとの事でした。
断端陽性ならば追加手術を希望したいのですがと言うと放射線を当てている為今は出来ないし表皮なのでどこまでとするか広がりが難しいと。
放射線を当てているし病理の方からも追加手術がいるとか申し出がないと言われました、
浸潤部分は1㍉で
非浸潤部分が、5㍉程度なのに
表皮内に癌があるが浸潤でも非浸潤でもないとはどの様な状態なのか理解ができないのですがこの様な事があるのでしょうか?
また追加手術や抗がん剤などは必要ないのでしょうか?
非浸潤癌で見つかり再発といえど、局所再発なので田澤先生の乳がんプラザを拝見させて頂いてると、局所再発は単なる取り残し考えるとみました。
せっかく局所再発で小さく見つかったので今目に見えるものは全て取り除きたいのですが表皮内となると難しいのでしょうか?
また治療方針としては、現状がベストだと思われますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
病理の方からも追加手術がいるとか申し出がないと言われました
⇒考え方がおかしい!
病理医はあくまでも標本の所見を報告するのであり、「追加切除が望ましい」だのと治療方針に口を挟むものではありません。
また治療方針としては、現状がベストだと思われますか?
⇒追加切除です。(通常の全摘のように皮膚を切除すればいいだけの話)
それをせずに、ホルモン療法とか放射線をするのは本末転倒ですね。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/12/17
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