[管理番号:10735]
性別:女性
年齢:39歳
病名:乳腺症、良性石灰化
症状:
投稿日:2022年11月14日
初めましてこんばんは。
田澤先生に質問です。
しこりを伴わない乳がん(炎症性乳がん?)もあると知ったのですが、
しこりを伴わない乳がんを見つけるのには、
マンモグラフィーと超音波検査、
どちらが有効なのでしょうか?
マンモグラフィーとエコーの得意不得意とするものは、
石灰化を見つけられるとか、
5mm程度のしこりが見つける事ができるとか一般的な内容は理解しているつもりなのですが、
しこりを伴わない乳がんはどうやって早期に見つける事が出来るのか気になって質問致しました。
正直、セルフチェックでは限界があるため、
しこりを伴わない乳がんを見つけるのは不可能だと思っているので、
乳腺外来にて定期的に検診を受けているのですが、
マンモグラフィーとエコー、どちらが有効なのか気になりました。
ご多忙中、皆様と違った質問内容で申し訳ございませんが
どうぞ宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
こんにちは田澤です。
「しこりを伴わない乳がん(炎症性乳がん?)もあると知った」
⇒炎症性乳癌は「乳房全体が真っ赤」となるので、「一目で」わかります。
自分が「炎症性乳管なのかしら?」などという無意味な心配は不要です。
「しこりを伴わない乳がん」
⇒(頻度の多い順に)以下の3つ
1.腫瘤非形成性病変
⇒エコーで見つけます。
2.石灰化を伴う乳癌
⇒マンモでは石灰化はわかるが、エコーでは解らない段階があります。
3.乳頭分泌を伴う(まだエコーで見えないほどの)乳癌
⇒唯一の手懸り(単孔性、継続性の分泌)からみつけるには「乳管造影」となります。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/11/22
***