[管理番号:10732]
性別:女性
年齢:49
病名:左乳がん
症状:検診でマンモグラフィーによる微細石灰化後マンモトーム生検で確定
投稿日:2022年11月14日
10月○○日に左乳がん温存手術を終え術後病理結果が出ました。
非浸潤性乳管癌
全体の広がり1.5cm×1.0cm×1.0cm
リンパ節転移なし(センチネル1個切除)
脈管侵襲なし
静脈管侵襲なし
波及度 乳腺
ホルモン感受性 ER90% PgR95%
HER2蛋白の発現 2+
Ki-67 15%
切除断端の状態 陽性(断端に癌が存在する)
PTis N0 M0:ステージp Stage0
主治医による説明
切除乳腺の内尾側の断端に癌がかかっている。
1mm程度の長さで切除断端の部分にがんが露出していました。
電気メスで処理していますので、熱で1mmの部分は変性していると考えます。
もちろん断定的ではありません。
非浸潤がんで、乳管内のがんですので、これから放射線治療16回+4回(25回+5回)ブースト照射でコントロールできると考えます。
この説明を受けましたが、断端陽性の結果に追加切除手術をした方が良いかとても不安になり、医師に再度相談したところ
どちらを選ぶのも間違いではないと言われ、決断を委ねられました。
追加手術するとしてもまた全身麻酔ですし、予約が混み合い1~2ヶ月後になりその後放射線治療になるため治療が遅れる事も心配ですし、ブースト照射も加えた放射線治療で大丈夫なのかも心配です。
術前に確定診断のため微細石灰化部分をステレオガイド下マンモトーム生検の際にチタンクリップを入れてあり、そこを中心に日の丸のように切除したようで全体画像にもそれが映っていました。
ただ、それを薄切りにした病理の写真にはがんの粒々が端の方に映っていて、そこが断端陽性露出部分だと思います。
知識もなく勉強不足で申し訳ありませんが、この結果を踏まえて今後の治療をどうしたら良いか、ご教授お願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
切除乳腺の内尾側の断端に癌がかかっている。
1mm程度の長さで切除断端の部分にがんが露出していました。
⇒この部分の追加部分切除が「最も」安全なのは言うまでもありません。
その後放射線治療になるため治療が遅れる事も心配
⇒術後照射は、あくまでも「予防」照射なので「遅れること」など全く気にする必要葉ありませんよ。
ご参考に。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/11/21
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