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手術方法の選択

[管理番号:9282]
性別:女性
年齢:59
病名:DCIS
症状:しこり
投稿日:2021年3月29日

はじめまして、
よろしくお願いいたします。

1月(下旬)日会社の健診で左底エコー域で要再検となり3月(上旬)日、近くの乳腺外科を受診。

マンモは異常なくエコーは怪しいものがあるとのことで針生検を
その日にやりました。

3月(中旬)日、結果、DCIS、ステージ0、大きさエコーでは0.8ミリ一番大きいところ1.6ミリ。

病理検査結果
Malignant,ductal carcinoma,left breast,core needle biopsy
所見
DCISが主体を占めていますが、ごく一部では浸潤がんの可能性も否定できません。
核グレード分類はGrade1(核異型スコア2点+核分裂像スコア1点)
MIB-1 index:25%
her2タンパク過剰発現:陰性
スコア0
ER.TS =PS5+IS3=8 +95%
Pg R.TS=PS3+IS2=5 +30%

左側乳がんでした。

青天の霹靂。

その後、血液検査とCTをしました。

血液検査は異常なし。

CTは造影剤のアレルギーがあるため使わずでしたのではっきり分からないが広がりも温存で行けそうですと言われました。

あるあるを検索でホッとしたこと、
針生検後の痛みと乳房下あたりが広範囲に皮下出血が未だにある。

恐怖なこと、
DOISでも広範囲に広がっていることがある。

4月(上旬)日に温存か全摘どちらかを決めることになっています。

私は温存と放射線25回を希望しています。

質問です。

①所見で「ごく一部で浸潤がんの可能性も否定できません」とあるのに担当医からは非浸潤がんですから温存でも大丈夫と言われました。
本当でしょうか?
②乳房が小さいので温存で取る範囲があるか不安。

③病理検査結果から見るがんの性質を教えていただきたい。

④針生検で5回も採取して乳管から癌細胞が飛び散っていないか。

⑤ 年度末で仕事が忙しく動き回って汗をかくほどです。
デスクワークなのに。

小言がうるさい女性が何人かいて毎日ストレスでクタクタです。

こう言うことはがんを進行させてしまいますか?
長々と申し訳ありません。

あるあるを検索出来きれず、重なった質問がありましたらお許しください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「①所見で「ごく一部で浸潤がんの可能性も否定できません」とあるのに担当医からは非浸潤がんですから温存でも大丈夫と言われました。
本当でしょうか?」

⇒「温存できるか?=病変が限局しているのか?」と「浸潤の有無」は無関係です。

術式は「浸潤の有無とは無関係に」画像診断(エコーやMRIなど)で決めましょう。

「②乳房が小さいので温存で取る範囲があるか不安。」
⇒腫瘍が大きくないようなので、(画像上拡がりがないのであれば)整容性に問題は「なさそう」に思います。(実際には診察していないので断言は勿論不可)

「③病理検査結果から見るがんの性質を教えていただきたい。」
⇒現時点では「それは、どうでもいい」ことです。

 大事なのは「手術標本で浸潤径を確認すること」
 微小浸潤であれば、「癌の性質など、どうでもいい」のです。

「④針生検で5回も採取して乳管から癌細胞が飛び散っていないか。」
⇒皆さん、そのような発想になりがちですが…(考えすぎ)
 全く問題ありません。(無関係です)
 ご安心を

「⑤ 年度末で仕事が忙しく動き回って汗をかくほどです。デスクワークなのに。
小言がうるさい女性が何人かいて毎日ストレスでクタクタです。
こう言うことはがんを進行させてしまいますか?」

⇒考えすぎ。
 ご安心を。