[管理番号:9250]
性別:女性
年齢:34
病名:浸潤性乳管癌
症状: 右胸チクチク・ズキズキとした痛みあり。皮膚に発赤、きめの粗さあり。ヒリヒリとした痛みあり。右胸の大きさがこの数日で大きくなり、皮膚に今までなかったまだらな発赤が出ています。
投稿日:2021年3月14日
初めて質問させていただきます。
3/(中旬)に、右浸潤性乳管癌 充実型 ステージⅢc(以上)、トリプルネガティブ ki67
60% 、核異形度グレードⅢとの診断を受けました。
34歳です。
祖父が男性乳がんでした。
【診断までの経過】
2020.10 次女出産 硬膜外麻酔下 誘発分娩
ミルク主体の混合栄養・分娩4日目に両乳房張り・熱感・痛み強くあり、乳腺炎の診断で葛根湯・鎮痛剤・抗生剤処方
→内服数日後には上記症状軽快、胸の張りも落ち着きました。
ただ右胸は陥没乳頭で授乳しづらく、左胸ほどすっきり張りが落ち着いている感じはしませんでした。
2021.1上旬 右乳房 張り自覚、痛みあり2021.1下旬 右乳房張り持続、産院にて葛根湯処方その後も張りは続いておりましたが、分娩後の乳房の症状と似ていたため、葛根湯と授乳・搾乳で対応していました。
2021.2下旬 右乳房の張りと痛み増強あり。
皮膚に軽い発赤あり(発赤は数日で消えたりまた出たりします)
2021.3.(上旬)○○受診→大学病院乳腺外科へ紹介
2021.3.(上旬)大学病院乳腺外科にて、マンモグラフィ・エコー・CT・針生検 腋窩・鎖骨下リンパ節腫れあり
2021.3.(中旬) 上記診断あり 腫瘍最大径8cm
CT上、明らかな遠隔転移は認めない
【今後の予定】
2021.3.(中旬) PETCT
2021.3.(下旬)化学療法開始 アントラサイクリン系→タキサン系 三週間おき、半年間化学療法後に右全摘手術予定手術前に遺伝子検査を行い、遺伝性乳がんの場合両側乳房全摘も検討
【質問事項】
・3/(上旬)のCTで遠隔転移がないと言われ安心したものの、進行の早いがんと言われ(下旬)日の化学療法開始までにどんどん転移が進むのではないかと気が気ではありません。
薬剤はもう決まっていると言われたので、それなら一週間でも早く始めてもらえないか聞いてみたのですが、PETの予約の都合で(下旬)日からになってしまいました。
このような場合、先生も、PETの結果を待ってから化学療法を始められますか?
・化学療法を待つ間に転移が進んでしまっても、抗がん剤で叩けるものなのでしょうか?ステージⅢcなら"根治"が目指せると知り、ステージⅣになる前に化学療法を始めたいと、祈るような思いです。
・遺伝性乳がんか否かの検査をするタイミングは、手術前ということで適切だとお考えになりますか?
・アテゾリズマブは、適応外でしょうか?
進行・再発の乳がんが適応と聞きかじったため主治医に質問したところ、再発の場合に使えると説明を受けました。
告知を受けたばかりでまとまらず、乱文で失礼いたします。
3/2から乳がんプラザを読み漁り、先生の的確な回答と温かさに励まされました。
読み落とし等ありましたら申し訳ございませんが、何とぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「このような場合、先生も、PETの結果を待ってから化学療法を始められますか?」
⇒おそらく…
化学療法を行うと、(PET結果に)多少影響があることも理由なのでしょうが…
優先順位からすれば(私なら)「治療優先」とします。(そもそもCT撮影しているのであればPETは必須とは言えない)
「・化学療法を待つ間に転移が進んでしまっても、抗がん剤で叩けるものなのでしょうか?」
⇒10日程度なら、実質影響はないとは思います。
「・遺伝性乳がんか否かの検査をするタイミングは、手術前ということで適切だとお考えになりますか?」
⇒術後でいいのでは?
「・アテゾリズマブは、適応外でしょうか?
進行・再発の乳がんが適応と聞きかじったため主治医に質問したところ、再発の場合に使えると説明を受けました。」
⇒勿論、適応外です。