[管理番号:8873]
性別:女性
年齢:42歳
病名:肉芽腫性乳腺炎
症状:乳房痛、しこり
投稿日:2020年9月12日
田澤先生
はじめまして。
よろしくお願いします。
◎経過について
8月中旬から左乳房痛があり、受診したところ、炎症性乳ガンを強く疑われ、大病院を紹介されました。
1つ目の大病院では、視触診することもなく、超音波、マンモ、MRI、生検の検査を1週間かけて行いました。
結果は2週間後となりました。
その間赤みと腫れが酷くなり相談したところ、すぐに診察してもらえましたが、その日から切開&排膿の治療が毎日(8/(下旬)~9/(上旬))始まりました。
最初はかなり膿が出ましたが、6回目位から少なくなり10回目で1週間空けて経過を見るとのことでした。
※排膿期間中、生検結果が出て、乳ガンではなく乳腺炎。
膿も検査した結果、化膿性も肉芽腫性も両方疑いありとのことです。
排膿して、少しは楽になりましたが、依然としてしこり、赤み、たまに痛みがあり、別の先生に診てもらいたいと思い、昨日(9/11)、別の大病院の先生が近くのクリニックで診療してるので、診せると一目でみてステロイド治療しましょうと言われました。
腫れがひどいので、プレドニン30mgを1週間飲んで様子をみることになりました。
田澤先生のブログは乳房痛の時から拝読しています。
↑のふたつの大病院が判断が遅いようでしたら、診てもらうつもりでいました。
早く肉芽腫性乳腺炎の治療をしたかったので、ほっとはしたのですか、あっさり言われたので、また心配になってしまいました。
そこで、質問です。
1.乳房を診た(エコーもなし)だけで、いきなりプレドニン30mgと決められるものですか?
多くて心配です。
2.マンモトーム生検で広範囲に組織採取して確定診断することと、その時に出来るだけ肉芽を取らなくてだいじょうぶですか?
肉芽を取らないことによってプレドニンを飲む量、期間が長くなりますか?
(最初の生検で乳ガンじゃなかったのだし、これ以上ぼこぼこに傷作るからマンモトーム生検はしないと言われました)
長々失礼しました
教えて頂けるとありがたいです。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「腫れがひどいので、プレドニン30mgを1週間飲んで様子をみることになりました。」
⇒肉芽腫性乳腺炎をきちんと診療できる医師も居たんですね! 大変うれしい。
「1.乳房を診た(エコーもなし)だけで、いきなりプレドニン30mgと決められるものですか?
多くて心配」
⇒(多い期間は)短期間だから問題なし(30mgは2週間で終了しましょう)
私も、つい先日30mg処方しました。
★ 炎症が酷い際には30mgスタート 通常は20mgスタートとしています。
「2.マンモトーム生検で広範囲に組織採取して確定診断することと、その時に出来るだけ肉芽を取らなくてだいじょうぶですか?」
⇒私なら(診断と治療を兼ねて)そうしますが、ただ「診断」という意味では経過からは間違いない(針生検でも出ているし)とは思います。
「肉芽を取らないことによってプレドニンを飲む量、期間が長くなりますか?」
⇒若干あります。