[管理番号:8380]
性別:女性
年齢:32歳
病名:
症状:
投稿日:2020年3月15日
32歳です。
去年9月ごろから両乳房の痒みが続いており、皮膚科を受診しました。
乾燥によるものだろうということでステロイド、保湿剤を処方されました。
なかなか病院のある地域に行けない暮らしをしているため、ちょうど乳がん検診からも1年経っていたこともあり、
胸の毛穴も着色したように目立つ箇所や、小鼻の毛穴のように目立つものもあり、書いたことによるものだろうとは思いつつ、発赤も気になったので事情を話して乳がん検診としてではなく、マンモグラフィー、超音波、触診をしていただきましたが、まったく異常なしでした。
しかし、ステロイドなどで一時的によくなるものの、繰り返して思わずかいてしまっているうちに、
下乳の部分が変色してきてしまい、その部分がボワッと膨らんだようになり、ガサガサになっています。
毛穴は相変わらず目立ち、中にはみかんの皮のように、というか、小鼻の毛穴のように目立ってしまっているものもまだあります。
皮膚科医に相談したところ、なんとか掻き毟らないようにして、
薬を塗って様子を見るしかない、といわれ、
そのようにしていますが、薬を塗ろうと手を上げたところ、
ちょうど変色してしまっている部分の近くが縦に7cmほど凹んでいるように見えました。
授乳を6年前に終えてからというもの、乳房にはりがなくなっており、
手をあげると乳首の上側などは左右同じようにシワが寄ったりしていますし、
変色を起こしてしまっているあたりもしわがよりやすくなっているため、
皮膚のたるみによるシワなのか、悪いものによるシワなのかがわかりません。
また、照明によっても凹みが見えたり見えなかったりします。
なお、凹みは皮膚を軽く引っ張ると見えなくなります。
凹んでるあたりを指で挟んだりもしましたが、そうすると凹みはありません。
しこりなども探しましたが、凹みの部分にもほかにも見当たりません。
乳がんなどでの凹みやひきつれの場合、引っ張ったり周りを指で挟んだりすると目立たなくなることはあるのでしょうか?
また、相変わらず毛穴も目立ち、普通にしていてもみかんの皮といわれればそのようにみえなくもありません。
毛穴の目立ちだけで、腫れや熱もなく、炎症性乳がんということはあまり考えられないでしょうか?
なかなか受診ができない状況なので、ささいなことで不安になってしまいます。
心配ないようであれば、また今年の夏か秋ごろには乳がん検診を受ける予定ではあるのですが・・
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「乳がんなどでの凹みやひきつれの場合、引っ張ったり周りを指で挟んだりすると目立たなくなることはあるのでしょうか?」
⇒ありません。
物事は難しく考えずに、シンプルに「しこりがあるのか?」だけ気にすればいいのです。
〇実際に「マンモグラフィー、超音波、触診」しているのだから、「その状態が正常」であると安心していいわけです。
「毛穴の目立ちだけで、腫れや熱もなく、炎症性乳がんということはあまり考えられないでしょうか?」
⇒炎症性乳癌を誤って理解しています。
ネットで誤情報が載っているのだろうと想像しますが…
「炎症性乳癌に炎症なし」
炎症性乳癌とは(癌細胞が皮下のリンパ管に多量に入り込むことでリンパ管が詰まることで)乳房の皮膚全体が「ゴワゴワに肥厚し、真っ赤になる」こと大事なことは『あり得ない位、乳房全体の皮膚が真っ赤となりゴワゴワに肥厚する』
のです。(炎症ではないのだから)当然、熱も痛みもありません。
「毛穴が目立つな」とか、そんなレベルではなく、「あり得ない位、乳房全体の皮膚が肥厚して真っ赤になる」わけです。
全然違いますね??
ご安心を。