[管理番号:8304]
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2020年2月18日
右乳癌の手術を2019年4月にしました。
内視鏡で、一部切除です。
腫瘍径4×4×1.6センチ
切除8.8×8.5×2.3センチ
切除断片は、陰性ですが、皮膚断片端近傍(マージン0.5mm)に浸潤癌がみられます。
ER80% PgR50% HER
2 3+
核グレード1
リンパ節転移 0/1
波及度 f
リンパ管侵襲 ly1
静脈侵襲 v0
3月に、その他の転移は無いとPET検査で確認しています。
5月から、ドセタキセルとパージェタとハーセプチンを3週間毎4回、
その後ECを3週間毎4回、ハーセプチンとパージェタは、11月から再開し継続中です。
12月に放射線治療を20回受けました。
その後、ホルモン治療も始まりました。
1CTPの検査値が、
11月(上旬)日 8.2
12月(下旬)日 7.5
1月(中旬)日 8.6
となっています。
主治医は、ずっと仕事休んで家にいるから、運動不足で高値になっていると。
CA 15ー3は、
12月(下旬)日 10.6
1月(中旬)日 9.3
WBCは、
11月(上旬)日 4.7
12月(下旬)日 3.0
1月(中旬)日 3.4
次回は、2月(下旬)日に検査予定です。
骨転移では、ないでしょうか?
そうだとしたら、今後どんな治療が最適でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
ICTPはあてにならないマーカーです。(因みに当院では測定していません)
「1CTPの検査値が、
11月(上旬)日 8.2
12月(下旬)日 7.5
1月(中旬)日 8.6
となっています。」
→上昇傾向はないようです。
ご本人の基準値ではないでしょうか?(CA15-3の動きをみても)
「骨転移では、ないでしょうか?」
→どうしても気になるなら、骨シンチしてもらいましょう。(解決する手段があるのに、「もしも〇〇だったら…」などと悩むのはナンセンス)
「そうだとしたら、今後どんな治療が最適でしょうか?」
→「そうだとしたら」と仮定する前に、骨シンチすることです。