[管理番号:7151]
性別:女性
年齢:62歳
病名:
症状:乳のしこり
乳房のしこりについて質問させてください。
10年ほど前に自己脂肪(腹部・腕・太もも?)を両胸に注入しました。
施術直後から、右胸に小さなしこりがあり、たぶんお腹のかたい部分の脂肪なのでは、
とかってに推測しましたが、先生のお話しではそのうちなくなる、とのことでしたのでそのままほっておきました。
術後検査で何回か通院しましたが一向になくならず、結局うやむやのまま現在に至っています。
4年ほど前に女性ホルモンのアンバランスで体調不良になった時、近所の産婦人科医で胸のエコーをとっていただきましたが、胸の気になっているしこりは脂肪の塊との所見で、生活に支障がないのなら問題はないでしょうと言われました。
今年になって、風邪で3日ほど高熱を出しました。
その後からだと思いますが、右胸のしこりがかたく大きくなり、痛みを伴うようになりました。
心配になり、以前エコーをとっていただいた産婦人科医で再度エコーをとったところ、かなり大きくなっているし、一度大きな病院で検査するように言われ紹介状をいただき県立総合病院の乳腺外科を受診しました。
なにしろ大変な田舎なので、県立とはいえその先生は、初めての症例なので、形成外科の先生に相談していいですかとおっしゃり、とりあえず、炎症を抑えるのに、抗生剤を出そうかどうか迷っているとのことでしたが、私が出してほしいと頼んだところ、抗生剤セファクロルカプセル150ミリグラムを一日三回、一週間分処方してくださいました。
エコー検査をその病院でしたのですが、新人らしきエコー技師が最初に異常に丁寧に調べた後、別の技師が確認と言って再度エコー検査をしました。
おそらく田舎で、『豊胸後の胸のしこり』という症例がなく、珍しかったのだと思います。
結局、(下旬)日にMRIをとってみないとわからないという事で、予約は入れました。
また一週間後の2月(上旬)日、再受診することになっています。
全くその先生を信頼できず、以前から探してはありましたが質問するチャンスがなかったこのサイトで、相談させていただいております。
女性の繊細な部分の話を、田舎の医師、看護師のうわさ話しにされるのは不本意です。
(小さな町ですので、とんでもないところに知り合いがいます)
薬を飲み始めてまだ2,3日ですが、しこりは小さくなりません。
針を刺して内容物を抜くにしても、切開して取り出すにしてもその後のこと(再建)を考えた時、現在の病院では限界があると考え,ぜひ田澤先生に診察、そして手術をお願いしたいと思い、メールしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「今年になって、風邪で3日ほど高熱」「右胸のしこりがかたく大きくなり、痛みを伴う」「産婦人科医で再度エコーをとったところ、かなり大きくなっている」
→「痛み」というKey wordからは炎症のようです。
豊胸術後とはいえ、乳腺には理由もなく炎症は起こらないので(授乳期のうっ滞性乳腺炎や陥没乳頭に伴う乳輪下膿瘍など)、肉芽腫性乳腺炎は鑑別に挙がります。
〇確定診断のためにはMRIではなく(当たり前)、組織診をすべきです。(豊胸術後であっても、躊躇する理由がありません)
生検希望の場合には「確定診断(生検)メール」してください。