[管理番号:6987]
性別:女性
年齢:45歳
病名:
症状:
いつも参考にさせていただいています。
宜しくお願いします。
今年の9月中旬に左乳房にしこりを発見し、7mmの初期の乳ガンと診断されました。
11月中旬に左乳房全摘出及びセンチネルリンパ生検を行いました。
術後2週間ですが、ドレーンが取れた直後から、左脇の下に何か挟まった感覚があり、その後左脇の下のぴりぴりとした痛みと左上腕内側のしびれが続けています。
創部の痛みは全くありません。
これは術後の通常起こることですか?
術後の診察は、術後1ヶ月後ですが、それまで我慢していても問題はありませんか?
痛みに対して何かについて何か治療はありますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「左脇の下に何か挟まった感覚があり、その後左脇の下のぴりぴりとした痛みと左上腕内側のしびれ」
→典型的な「肋間上腕神経」の症状です。
つまり「感覚の消失(感覚が無いので、自分のものでない「何かがある=何か挟まっている」ように感じる」→(時間の経過で神経の感覚が戻り)「逆に過敏(ビリビリとしびれる)」となるのです。
所謂「肋間上腕神経の回復過程」と考えましょう。
「これは術後の通常起こることですか?」
→腋窩をいじった(センチネルにしろ腋窩郭清にしろ)場合には、「程度の差こそあれ」起こりえます。
「術後の診察は、術後1ヶ月後ですが、それまで我慢していても問題はありませんか?」
→勿論。(上記通り)
「痛みに対して何かについて何か治療はありますか?」
→痛み止めです。