[管理番号:6985]
性別:女性
年齢:45歳
病名:左乳ガン
症状:
はじめまして、8月に受けた人間ドックで指摘され10月に温存手術を受け、現在放射線治療をしており年内に修了予定です。
癌と診断されてから毎日毎日このサイトで勉強してます。
先生に質問されてる方や、
患者に対して心暖かく対応されてる事は神のような存在だと感じております。
手術後の痛みもほとんどなく過ごしておりますが、色々不安がつきません。
いくつか質問させて下さい。
術後の病理結果は下記の通りです。
部位 左乳房下内側部乳ガン
臨床所見 左乳ガン(B T1N0O0 ステージ
1)にBp+SNB
ER 90%
PgR 100%
HER2 1+
グレード 2
ki67 10~20%
所見 11ミリの腫瘤内および周囲5ミリ程
度の範囲にDCISを伴う。
周囲脂肪
織に浸潤を示す。
小胞巣状に浸潤
を示すスキルスpatternの
adenocarcinomaである。
この結果よりオンコタイプの検査もしておらず、ホルモン療法をする予定です。
質問は…
1 本当にオンコタイプの検査をせず、ホルモン療法でいいのでしょうか。
2 私の浸潤径は何ミリですか。
3 遺伝性の検査はした方がいいのでしょうか?
(母が乳ガンです。娘二人いるので心配です。自分も健側や卵巣がんの心配があります。)
4 内側の為、胸骨傍リンパ節への転移が不安です。
リスクはどのくらいでしょうか?
5 まだホルモン療法は開始してないのですが、術後日にちが経ってる事が気になります。
放射線の後、開始しても遅くはないのでしょうか。
6 今後もしトモセラピーを希望する状況になった場合、大体の病院でしてもらえるのでしょうか。
7 私の結果より再発はどのくらいでしょうか。
沢山の質問になりますが、毎日不安です。
どうか、先生のお考えを頂けないでしょうか?
先生の物事はシンプルに、やるべきことをやる、余計な事は考えない、この3つのお言葉を自分でも常に意識しているつもりですが、夜寝れないときがあり今回質問させていただきました。
どうぞよろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「1 本当にオンコタイプの検査をせず、ホルモン療法でいいのでしょうか。」
→このKi67であれば、(私も)間違いなく、そのように勧めます。
「2 私の浸潤径は何ミリですか。」
→11mmのようです。
「3 遺伝性の検査はした方がいいのでしょうか?(母が乳ガンです。」
「娘二人いるので心配」
「自分も健側や卵巣がんの心配」
→それら全ては「検診を受ければいいだけの話」です。
「内側の為、胸骨傍リンパ節への転移が不安」
「リスクはどのくらいでしょうか?」
→(早期では)殆どありません。
「放射線の後、開始しても遅くはないのでしょうか。」
→その通りです。
「6 今後もしトモセラピーを希望する状況になった場合、大体の病院でしてもらえるのでしょうか。」
→殆どの病院にはありません。
「7 私の結果より再発はどのくらいでしょうか。」
→それを知りたければ・
OncotypeDXするしかありません。
「夜寝れないときがあり」
→時間が解決してくれます。
ご安心を。