Site Overlay

DCISとLCIS併発

[管理番号:6870]
性別:女性
年齢:45歳
病名:非浸潤乳菅癌 LCIS
症状:非浸潤乳菅癌、35×18 リンパ無し グレード3  ホルモン陰性 脈菅侵襲なし

今年の6月に乳ガンと診断されてから、こちらのサイトを知り、色々参考にさせていただいております。

お忙しいと思いますのに、不安に悩む者の為このような貴重な場所を作っていただいて本当にありがとうございます。

45才で、6月末に自分で左胸下部のしこりに気付き、マンモ、エコー、MRI後の針生検で非浸潤癌との診断を受けました。
7月(中旬)日に温存手術を受け今に至ります。

MRIで乳頭に向けて白い筋が走っているので、念のため取りましょうと主治医の先生が広めに手術で取って下さいました。

結果、その筋は大丈夫だったのですが、その広めに取った中にLCISがありました。

主治医の先生は放射線で大丈夫、再発すればまた切れば良いと仰ってくださいます
が、私は不安が残ります。
ハイグレードな事、しこり以外エコー、MRI、マンモどの検査も異常なしの診断だった事、LCISもたまたま見付かったが本来分からなかった事等を考えて、浸潤癌が進んだ状態でしか再発を見付けてもらえないのではないかとの不安があります。
せっかく全摘で完治する機会をみすみす逃すのではないかと考えます。
私は長期薬物治療より全摘を選びたいと思っています。

先生は浸潤癌にLCISが見付かった場合は全摘と仰ってますが、非浸潤にLCISの場合どうするのが最適でしょうか。
教えていただきたく質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

メール内容を読みました。
そんなに難しく考える必要はありません。

「非浸潤にLCISの場合どうするのが最適でしょうか。」
⇒「最適」などという選択はそもそもありません。

 これは患者さん自身の「価値観」次第なのです。
 つまり、「取り切れたのだから、術後放射線でいい」というのも正解であるし、
(質問者のように)「せっかく全摘で完治する機会をみすみす逃すのではないかと考えます。」というのも勿論正解です。

 「最適」ではなく、(その患者さんの)「価値観に最も沿う形(乳房を優先するのか、根治を優先するのか)」それは『あなた次第』なのです。(ふざけているわけでは決してありません。念のため)