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治療内容と再発率について。

[管理番号:6697]
性別:女性
年齢:35歳

初めまして。

初めてご相談をさせて頂きます。

治療内容と今後の再発率について教えていただけたらと思います。

年齢は35歳、閉経前になります。

今年の7月の右胸が乳がんと診断され、7月の中に乳房全摘と術前のエコー検査にて、腋窩リンパ節への転移が分かっていた為、乳房全摘手術と同時にレベル2までの腋窩郭靖の手術を受けました。

主治医には「綺麗に取りきることが出来ました」と言って頂けております。

現在、既にホルモン療法(腹部へのリュープリン注射+タモキシフェン)を行っており、これから放射線25回と
ハーセプチン療法(ハーセプチン+脱毛を伴わない程度の抗がん剤を2年以上)を行う予定です。

術後の病理結果は以下の通りです。

腫瘍の大きさ?3cm
摘出した腋窩リンパ節転移あり 21個中16個に転移有り。

ステージ3A
(現在の所(6月29日検査分)エコー検査による、鎖骨下リンパ節などへの転移は見られておりません。)
ER90%
PR70%
HER290% 3+
ki38.9%
となっております。

そこでお伺いしたいのですが、術後再発率を医師から全ての治療を行った上で4割と聞いているのですが、全ての治療を行った上でもこんなにも再発率は高いものなのでしょうか?

また、3才~12才の時に小児ガン(急性白血病)を経験し、その際B型肝炎にかかっており、強い抗がん剤を使用する事で再度B型肝炎が起こってくる可能性があること。

更に再発時に末梢間細胞移植を行ってので、小児ガンの寛解までにかなり強い抗がん剤を使っているため、骨髄抑制の可能性を考慮に入れて、今回ハーセプチンと一緒に使う抗癌剤は脱毛を伴わない程度の弱いものを使用する予定なのですが、やはりハーセプチンの効果は弱くなってしまいますでしょうか?

そして病理結果から現在予定させれている治療内容で適切でしょうか?
一年後の再発が不安で中々寝付けない日が続いております。

遠隔転移再発をしてしまった場合は、もう強い抗がん剤等は使えないど思うので、どうやっても再発は防ぎたいので、少しでも再発率を下げる治療法等教えていただけたらと思います。

長文となってしまい申し訳ございません。

お忙しい中とは存じ上げますが、どうかご回答を、よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

話を整理すると
1.抗HER2療法としては「アンスラサイクリン+タキサン」が推奨される
2.B型肝炎キャリア?
3.過去の抗がん剤による骨髄抑制の程度

上記となります。
担当医も、(当然ながら)上記で悩んだうえでアンスラサイクリン+タキサンをあきらめて経口抗がん剤(脱毛が無く、2年以上というのは経口抗がん剤以外にありえません)

ただ、カペシタビン(ゼローダ)は「適応外診療」であることは指摘しておきます。
今週のコラム 136回目 決して適応外診療を勧めることはありません。今回のガイドラインの記載には正直、迷惑であり驚いています』をご覧ください。