[管理番号:6650]
性別:女性
年齢:43歳
4年前に1.5cmの粘液がん(センチネルリンパ節生検で転移無し)の乳房温存手術を受け、
術後は放射線治療(局所有り)、タモキシフェンを服用していました。
先日、手術を行った乳房にしこりを自覚し、細胞診の結果、前回と同じく、粘液がんの診断結果が出ました。
しこりの大きさは0.5cm程度とのことです。
これからの治療方針としては、PETで全身への転移を検査し、転移が無ければ、手術を行う予定です。
以下お教えください。
PETは必要でしょうか?
同じ乳房の内側下部(表面皮膚に近い場所)に再発している場合に温存手術は可能でしょうか?
内視鏡手術だと傷口が少なくて済みますか?変形が少なく済みますか?
ラジオ波焼灼療法の対象になりますか?
今、東京に住んでいないのですが、先生に手術して頂いて、術後の経過観察を今住んでる病院を紹介して頂けるようなことは可能でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「これからの治療方針としては、PETで全身への転移を検査し、転移が無ければ、手術を行う」
「 PETは必要でしょうか?」
→不要です。
単純に「乳房内再発」です。
「 同じ乳房の内側下部(表面皮膚に近い場所)に再発している場合に温存手術は可能でしょうか?」
→温存乳房内再発の治療は原則「乳房全摘」です。(術後照射ができないため)
「内視鏡手術だと傷口が少なくて済みますか?変形が少なく済みますか?」
→内視鏡手術に利点があるとは(私には)全く思えません。
「ラジオ波焼灼療法の対象になりますか?」
→この手のnon-surgical ablationを選択すると後悔します。(ガイドラインでも警告しています)
「今、東京に住んでいないのですが、先生に手術して頂いて、術後の経過観察を今住んでる病院を紹介して頂けるようなことは可能でしょうか?」
→それは、勿論可能です。
希望時には秘書メールしてください。
☆何を優先すべきか、冷静に考えましょう。
秘書室へメールは、
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。