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術後放射線治療について

[管理番号:6552]
性別:女性
年齢:41歳
初めまして。
乳腺症の傾向が強く、これまでにも複数の乳腺線維種疑い
が認められ半年ごとに検診を受けてきました。
関東から関西への引っ越しを控え、最後に行った検診でこれまで全く引っかからなかったところに8mmの腫瘍が見つかりました。
41歳
硬癌
T1b(0.8cm)
リンパ節転移N0
ルミナルa の診断で乳房温存手術予定です。
ただ、5週間後に引っ越しを控えているのでどこまで治療を行うべきか迷っています。
引っ越し先には知り合いが一人もいないので、子供達の
ためにも今の場所で手術を行い放射線治療は引っ越し先でと考えていますが、
①手術後の放射線治療はいつ頃から行うのがベストでしょうか。
②転院先でCTとプログラミングを行うので放射線治療開始まで時間がかかるかもしれないと言われました。
一般的にどのくらいかかるのでしょうか。
③ちょうどお盆が近くなります。
お盆のために放射線治療が遅れることはありますか。
④乳腺症の傾向が強い場合、やはり再発あるいは新しい癌の発生のリスクは高いのでしょうか。
これまで経過観察と言われてきた疑いのものが
悪性に変わることはあるのでしょうか。
はじめから全摘のほうがよいか
もと迷っています。
以上です。
こんなときに乳がんが見つかって戸惑っており、どの治療が一番なのか決めかねています。
担当の先生もはっきりご意見をおっしゃるタイプではないようで、私たちの希望優先といった感じです。
最適な治療を選択するために是非先生のご意見をいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「①手術後の放射線治療はいつ頃から行うのがベストでしょうか。」
→術後「5か月以内」です。
「一般的にどのくらいかかるのでしょうか。」
→気にするレベルでは「絶対に」ありません。(上記コメント通り)
「お盆のために放射線治療が遅れることはありますか。」
→全く気にするレベルではありません。(上記コメント通り)
「④乳腺症の傾向が強い場合、やはり再発あるいは新しい癌の発生のリスクは高いのでしょうか。」
→全く無関係。
「これまで経過観察と言われてきた疑いのものが悪性に変わることはあるのでしょうか。」
→そもそも、「悪性に変わる」という考え方自体「誤り」です。
 良性は最初から良性。悪性は最初から悪性です。
 巷で「癌化した」と言われているのは(それ自体、まったくの誤りであり)「診断がそもそも誤りだった」というだけの話です。(医師の言い訳にすぎません)