［管理番号:6334］
性別:女性
年齢:53歳
約1年前にシコリに気づきましたが、
大したことないだろうと放置しておりました。
先月少し大きくなっているかな？思い思い切って乳腺科を受診。
後日医大での検査を受け、
昨日、乳がんと診断されました。
マンモトーム生検結果、
ホルモン受容体100% HER2 陰性 Ki67 90%
右胸の内側、みぞおちに近いところで、
1.4cmです。
顔つきが悪く、増殖率が高いということでした。
エコーでは、首や脇への転移は見られないとのことですが、
転移の可能性を考え、
来週、CT、PET、MRIを全て行ってから治療を決めると言われました。
転移が見られたら、手術はせずに化学療法と言われ、
転移が無くてもまずは術前化学療法ということでした。
細胞レベルのがん細胞で、大丈夫だと言い切れないのでと言われました。
Ki67 が高いので、
化学療法になるだろうといわれました。
後、数値の変化を見て、効くかどうか判断して‥
のようなことを言われました。
とっても不安でたまりません。
転移や化学療法に対してとても不安になりいろいろ調べていて、
このサイトにたどり着きました。
はっきりと決断してくださる田澤先生のお言葉にとても勇気をいただきました。
こちらのサイトを拝見し、
術前化学療法は、
小さく温存が基本だと知りました。
初動が肝心だと伺います。
温存は特に希望しておりません。
緊急性があるのか、
来週中に検査を詰め込んでもらいましたので、
来週には全ての検査結果が出ます。
①今の病院を信じて良いのか‥とても不安です。
治療に入る前に
すぐ手術をしてくれる病院に変えるべきか悩んでおります。
②転移の可能性はありますか？
③転移が無ければ早期だと言われました。
こちらのサイトで、シンプルに大きさを見れば良いと伺いましたが、早期と考えて大丈夫でしょうか？
現在は〇〇医大です。
信頼できる病院を探しています。
関西ですので、田澤先生のところに伺うのが困難でとても悔しいです。
先生の信頼のおける病院や先生がありましたら、
ご紹介頂きたいです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「顔つきが悪く、増殖率が高い」
⇒こんなクダラナイことを患者にいう医師を私は信用していません。
「転移の可能性を考え、来週、CT、PET、MRIを全て行ってから治療を決める」
⇒１．４ｃｍの早期癌で「そんなことを言う」ようでは…
　「想像力」か「経験値」のどちらかが不足しているようです。
　☆遠隔転移などありません。（ＣＴもＰＥＴも無駄な被爆）
「Ki67 が高いので、化学療法になるだろうといわれました。」
⇒本末転倒！
　術前化学療法の適応は「小さくして温存」です。
「こちらのサイトを拝見し、術前化学療法は、小さく温存が基本だと知りました。」
⇒その通り。
「②転移の可能性はありますか？」
⇒ありません。
「③転移が無ければ早期だと言われました。」
⇒その医師の行っていること自体に矛盾があります。
　つまり「早期だと思うが、転移していることもある」といいたいのでしょうが…
　そんな「可能性」を全て行っても全く無意味。
　本来、専門家ならば、「この程度の状況では転移が無い可能性が圧倒的に高い」と自信をもって言い切り、其の上で「（可能性は殆どないが）ゼロではないから、もしも心配なら全身検査をしてもいいですよ？」位でいいのです。
「先生の信頼のおける病院や先生がありましたら、ご紹介頂きたいです。」
⇒残念ながらありません。