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骨の変形のようなものを感じ転移が心配で眠れません

[管理番号:6139]
性別:女性
年齢:58歳
田澤先生
3月(上旬)日乳癌の宣告を受けました。
左胸に2cmの大きさ。
それ以外の情報は知らされていません。
今回下記の理由で骨転移を大変心配しています。
同様の心配の問い合わせを何度も全く心配なしの回答をされていることも
承知の上で大変申し訳ございませんがご回答をお願いしたいと思います。
昨年夏ころより左足ひざ下の痺れ痛み、左腕外側(肘から手の甲)の痺れがあり、8月に整形で見てもらい。
首と腰のレントゲン撮影しましたが異常なし。
脊柱管狭窄症かと考えておりました。
同じ時期から時々背骨や腰に痛みがあり、今回の乳癌宣告に骨転移ではないかと心配している中、背骨などを押したり触ったりを繰り返している中、首から下2つめの骨の横に今までなかった横へのでっぱり変形を感じました。
(主人は気のせいではと申しておりますがしておりますが)
脇付近の痛みも今考えればここ数年のうちに何回か繰り返しており
リンパ節転移からの骨転移の症状ではないかと夜も眠れません。
骨転移となれば手術はやはり不可能で抗がん剤をうちながら死を待つような感じになるのでしょうか。
骨転移の症状、①脊髄圧迫(手足の痺れ)、②高カルシウム血症(のどの渇き)は早急の治療しないと危険とのことで焦りもあります。
【がん診断の経過】
2月(上旬)日  健康診断 マンモグラフィー検査で
     「構築のみだれ」あり精密検査の勧告
      
3月(上旬)日  乳腺穿刺又は針生検(片側)(生検針による)(CNB検査)
       
      
3月(上旬)日  現在かかっている病院での手術の場合の検査日程の提示・予約
       3/(上旬)(当日)肺気量測定
予約
       3/(上旬)(当日)肺気量測定・心電図検査・血液検査など実施  
       3/(中旬)   MRI検査(MR乳房 単純造影)
       3/(下旬)   乳腺超音波検査
              CT胸部+腹部
実施  
       3/(中旬)   MRI検査(MR乳房 単純造影)
       3/(下旬)   乳腺超音波検査
              CT胸部+腹部・単純+造影
       4/(上旬)   術前検査結果、手術説明
       4/(下旬)   入院
       4/(下旬)   手術  
当院で切りますか?ときかれまだ考えていません と回答しましたが、
予約がなかなかとれないのでと一応の流れは決める形になりました。
片道2時間かかりますが、田澤先生に執刀して頂き、術後治療まで診て頂くことはできますでしょうか。
お忙しい中、恐縮でございますが、ご回答をよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「脇付近の痛みも今考えればここ数年のうちに何回か繰り返して」
⇒そもそも、「リンパ節転移に痛みなど無い」ことを、十分にご理解ください。
 ここに「大きな誤り」があります。
 痛みを「何でもかんでも、転移と結び付ける傾向」があるようですが、そもそも「脇の痛み=腋窩リンパ節転移」という発想は1000%間違いなのです。
 ★どう考えても(質問者の年齢も含め)1000%「更年期でホルモンが不安定となったための腋窩副乳の症状」です。
「リンパ節転移からの骨転移の症状ではないかと夜も眠れません。」
⇒ここも10000%間違いです。
 そもそも「リンパ節から骨転移」と言う発想が奇想天外です。(リンパ行性転移と血行性転移は無関係)
「骨転移となれば手術はやはり不可能で抗がん剤をうちながら死を待つよううな感じになるのでしょうか。」
⇒骨転移を疑う要素が全くありません。
 考え過ぎ
「骨転移の症状、①脊髄圧迫(手足の痺れ)、②高カルシウム血症(のどの渇き)は早急の治療しないと危険とのことで焦り」
⇒私がメールを読んだところ、「考え過ぎ」以外の何物でもありません。
 ★構築の乱れ程度で見つかる早期乳癌で「遠隔転移」など、全く馬鹿馬鹿しい発想です。(私ならCTも骨シンチも撮影しません)
「片道2時間かかりますが、田澤先生に執刀して頂き、術後治療まで診て頂頂くことはできますでしょうか。」
⇒上記コメントを読んで、「遠隔転移している筈だ」みたいな呪縛から解放されるようなら、大丈夫です。
 ★無意味な心配をして「極めて無駄な」CTとか骨シンチやPETを撮影するような医療は当院では行っていないからです。