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乳がんについて

[管理番号:5826]
性別:女性
年齢:41歳
田澤先生初めまして。
質皆さんの数多くのお悩みに親身答えて頂いてるのを拝見し私もすがる思いで悩み相談させてもらいます。
先日乳ガンを告知されました。
二週間半前、左胸内側にしこりを見つけ次の休みに乳腺クリニックへ行きました。
これまで、乳ガン検診の経験は全くなくクリニックではマンモグラフィーとエコーをするのかと思っていたら、プラスして細い針を差してグリグリと細胞を取られ不安が一気に上がりました。
クリニックの先生は口数少なく私も不安からあまり話しもなく、一週間後に結果が出るからと先日行って告知されました。
①1cmの初期だから悲観的になることはないと言われましたが、これからガンの性質等でどうなるかわかりません。
上記の検査でどこまで分かるものなのでしょうか?本当に悲観的にならなくても良いのでしょうか?
これ以上悪い方には考えたくないですが現状になってしまった事でいろいろ不安です。
しこりは押すと痛みがあります。
検査や自分で触り過ぎてしまったせいか徐々に痛みが増してきたようで時々触ってなくても痛みが出る事もあり、強い痛みではないですが仰向けで寝てると痛い事もあります。
なるべく触らないようにしてますが時々触ると本当に1cmなの?とも思ってしまいます。
②結果が出るまでの一週間不安は大きく、しこりの大きさや痛みを確かめたく毎日押してみたり触ったりしてしまい、それが原因や痛みが増して一週間で大きくなったり奥に沈んだりと悪化してる可能性はありますか?なぜ痛いのでしょうか?
今後は極力触らないようにした方がよいでしょうか?
③気にし過ぎだとは思いますが時々リンパ側や離れた場所まで痛む事もあってがうつには
なってませんが二週間程かなり落ち込んでる日々を過ごしていたせいで進行してしまってる事もあり得ますか?
まさかこんな結果になるとは思ってもなく、小さな病院に行ってしまったのですが大きい
病院の予約が取れたのはまだ一週間先の15時過ぎで④この先の治療が遅れ進行してしまう恐れはありますか?
クリニックの先生は大丈夫、全然生きて行けれます。
とおっしゃっていましたが信じて前に進めばいいでしょうか?
進むしかないのですがとにかく全てが不安な日々を過ごしてます。
たくさんの質問をしてしまいましたが宜しくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「①1cmの初期だから悲観的になることはない」
「これからガンの性質等でどうなるかわかりません。」
「本当に悲観的にならなくても良いのでしょうか?」

⇒「早期発見こそ最大の武器」です。
 サブタイプは、あくまでも「治療法のためにある」ものです。
「上記の検査でどこまで分かるものなのでしょうか?」
⇒細胞診のようですね?
 それであれば、「癌なのか、どうか?」だけです。(ちなみに、治療をするためには「太い針=組織診」も必要です)
「時々触ると本当に1cmなの?とも思ってしまいます。」
⇒良く考えてみると解りますが…
 腫瘍は「皮膚の裏の皮下脂肪の更に奥にある」のです。
 実際に、(皮膚の上から触ろうとすると)「皮膚及び皮下組織ごと」触ることとなります。(厚い手袋で触るようなものです)
「なぜ痛いのでしょうか?」
⇒それは解りませんが(細胞診をしたからかもしれませんし、触り過ぎかもしれませんが)それは「どうでもいい」ことです。
「今後は極力触らないようにした方がよいでしょうか?」
⇒その通りです。
「リンパ側や離れた場所まで痛む事もあって」
⇒そもそも「痛み」と乳癌を関連付ける事自体ナンセンスです。
 良くあるのは…
 「癌かもしれない」と言われた。⇒(そのストレスで)卵巣が不安定となる⇒(卵巣からの女性ホルモンの刺激で)脇にある「副乳が痛む」。これは殆どの方が経験することです。
 ♯「脇の痛み=腋窩リンパ節転移」という発想なのでしょうが… 事実として「リンパ節転移には痛みなど無い」のです。
「二週間程かなり落ち込んでる日々を過ごしていたせいで進行してしまってる事もあり得ますか?」
⇒1000%ありえません。考え過ぎです。
「一週間先の15時過ぎで④この先の治療が遅れ進行してしまう恐れはありますか?」
⇒1週間で??
 考え過ぎです。(昨今、2~3週間待ちは普通のことです)
「クリニックの先生は大丈夫、全然生きて行けれます。とおっしゃっていましたが信じて前に進めばいいでしょうか?」
⇒その通りです。