[管理番号:5772]
性別:女性
年齢:39歳
このような質問の場があることに感謝します。
5年前に非浸潤性乳がんになり、皮下乳腺全摘、同時再建しました。
先日、残しておいた乳首付近に再発し、切除しました。
組織検査結果は非浸潤がん、前回の再発、胸壁側断端陽性とありました。
主治医に確認したところ、胸膜もとってあり、非浸潤なのだから大丈夫とのことでした。
しかし、わたしとしては断端陽性が気になります。
胸膜も一緒に切除して、断端陽性ということは胸膜の外側まできてきて、胸筋までがんがあるのではないのでしょうか?
わたしが希望するなら追加切除もできると言われましたが、インプラントは残せるかわからないと言われました。
断端陽性とでたのが、不安です。
どうしたら良いのでしょうか。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
乳頭乳輪温存での乳頭再発には注意が必要です。(一部、形成よりに振った施設では、本来の適応を超えて、「乳頭乳輪温存」をしている事を憂いています)
今回は「非浸潤癌」ということで「事なきを得た」のが幸いに思います。
「組織検査結果は非浸潤がん、前回の再発、胸壁側断端陽性」
「主治医に確認したところ、胸膜もとってあり、非浸潤なのだから大丈夫とのこと」
「胸膜も一緒に切除して、断端陽性ということは胸膜の外側まできてきて、胸筋までがんがあるのではないのでしょうか?」
⇒主治医の言う通りです。
(浸潤癌ならともかく)非浸潤癌は「乳腺内」なのだから「胸壁(胸膜も含む)浸潤している訳が無い」のです。