[管理番号:5479]
性別:女性
年齢:40歳
田澤先生、こんにちは。
はじめて質問させていただきます。
術後のホルモン治療についてお伺いします。
マンモグラフィー、MRI、マンモトーム等の検査の結果、石灰化が広範囲に広がっているとのことで、右乳房の皮下乳腺全摘手術を受けました。
乳頭、乳輪も取っています。
術後の病理検査の結果は、以下のとおりとなります。
浸潤性乳管がん
腫瘤の大きさ:1.5mm x 1.2mm
乳管の中の広がり:45mm
核 grade 1
リンパ管侵襲:ly-
静脈侵襲:v-
UICC 7th:pT1, N0
病期 T1N0M0 Stage I
エストロゲン受容体(ER):90%
プロゲステロン受容体(PgR):100%
HER2:Score 2
Ki67(増殖マーカー):5%
ホルモン療法(タモキシフェン)をやらない場合の15年以内の再発率は0.6%、やった場合の再発率は0.4%と言われております。
(リュープリンは不要とのこと)
タモキシフェンの服用による副作用のうち、子宮体がんにかかる可能性が高くなるというものが気になっています。
また、現時点で妊娠・出産未経験ですが、可能であれば今後経験してみたいという希望もあります。
そのため、ホルモン治療をするということに消極的になっています。
主治医は、判断は私に任せるとおっしゃっていますが、数字上0.2%の差しかないだから治療はしなくても良いと思われているようです。
田澤先生の見解を教えていただけると幸いです。
宜しくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
浸潤径:1.5mm
これは「ほぼ微小浸潤」なので、(私であれば)そもそも「ホルモン療法の提案」もしません。
「田澤先生の見解を教えていただけると幸いです。」
⇒無治療です。