[管理番号:5101]
性別:女性
年齢:48歳
5年前に乳ガンと診断され、左胸を温存リンパ転移2個、抗がん剤、放射線、ゾラデックス2年+半年間とノルバディックスを肝臓の状態を見ながら服用し、GOT 、GPTの数値が高い時はノルバディックスを中止してゾラデックスを半年間打ち数値が落ち着きノルバディックスを服用していました。
4年10か月で、GOT 109、GPT 138に上がりノルバディックスを中止し、グリチロンを1日3回を2錠を5か月、1日3回を1錠を1ヶ月服用して、GOT 27 、GPT 25まで下がりグリチロンの服用は中止になりました。
甲状腺の橋本病もありレポチロキシンを念のため服用、血液検査では安定しています。
GOT 、GPT の数値が上がったのはノルバディックスが悪さをしてノルバディックスの服用を止めたので、他の数値も安定してきているとの見解です。
総コレステロールは209です。
何故かHER 2検査もしており数値が14〜20を行ったり来たりと数値が高めです。
転移のこともあり、ノルバディックスを10年服用を希望してますが何度もお願いしましたが、主治医は中止との見解です。
ノルバディックスを中止してから半年になります。
中止してからノルバディックス67日分が残っており、中止したのだから服用してはいけないと言われてます。
殆どの治療が終わり他の先生の意見も知りたいと、セカンドオピニオンを申し入れましたが濁されました。
脂肪肝ナッシュや子宮がんのリスクなどの危険もあるかと思いますが、先生の意見をお聞かせ下さると幸いです。
宜しくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
薬剤性肝障害ですね。
ホルモン療法は(肝予備力が小さい場合には)容易に「肝障害の原因」となります。
「ノルバディックスを10年服用を希望してますが何度もお願いしましたが、主治医は中止との見解」
⇒私も同意見(中止)です。
そもそも術後補助療法(再発予防)は(QOLの維持を含めた)「心身に支障を与えない範囲」で行われるべきものです。(無理やりやるものではありまえせん)
結果的に5年間継続できたことは幸運だったということだと思いますが、これ以上身体に負担をかけるべきではありません。