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オンコタイプについて

[管理番号:5046]
性別:女性
年齢:41歳
こんにちは。
はじめて質問させていただきます。
41歳 5月に全摘(乳頭乳首温存)、病理検査結果 ステージ1 腫瘍径1.3
ルミナールB 脈管侵襲あり 外科ではホルモン療法で十分といわれたが内科では抗ガン剤やった方がいいという意見が多かったとのこと 核異型度2
抗ガン剤はできれば避けたいですが、効果があるならやるしかないと思っています。
外科の先生は 抗ガン剤をしても数パーセントしか変わらないと言うので数パーセントしか変わらないなら抗ガン剤の副作用を考えるとどうなのでしょうか。
内科の先生と外科の先生の見解が異なるので悩みます。
また、オンコタイプDXで再発リスクを調べて決めるのは無駄でしょうか。
率直なご意見お聞きしたいです。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
ルミナールBとありますが、Ki67で判断していると思いますが、「値の記載」がありません。
ここでは「ルミナールB」として話を進めていきます。
○現在の考え方では「ルミナールBで化学療法を勧めないことは誤り」という認識で間違いありません。(それが標準治療というものです)
「内科の先生と外科の先生の見解が異なるので悩みます。」
⇒これは「内科(腫瘍内科?)」が正しい。
 おそらく外科は(サブタイプの時代以前の)「リンパ節転移陽性=化学療法」という感覚から脱していないのでしょう。
「また、オンコタイプDXで再発リスクを調べて決めるのは無駄でしょうか。」
⇒それはいいと思います。
 本当にルミナールBなのか?(そこに疑問をもてば、是非やるべきです) Ki67だけでは正確では無いのです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

オンコタイプについて 追加質問 先日はお答えいただきありがとうございました。
乳腺科の先生とお話しをして、オンコタイプをやりたいと話をしたところ、オンコタイプは閉経後の人対象といわれ、どうしてもというならやってもいいけど参考程度にしかならない、といわれ抗ガン剤を勧められました。
ちなみにKI167の値は先日外科の先生に病理結果診察の際に聞いたところ今回の手術では値は出していないといわれました。
以前生検をしたときの値は30でした。
腫瘍内科の先生は、ly+1、
異型度2 年齢 で抗ガン剤をすすめる、といわれて もしどうしても抗ガン剤をやりたくないということであれば ホルモン剤プラス生理をとめる注射をするとのことでした。
でも私はやはり、抗ガン剤をできれば避けたいのでオンコタイプを受けるという意思を伝えました。
結果は来月に出ます。
その間なんの治療も受けないことになるのですが大丈夫でしょうか? 5/(下旬)に全摘手術をしました。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「オンコタイプは閉経後の人対象といわれ、どうしてもというならやってもいいけど参考程度にしかならない」
⇒全くの誤りです。
 そのような誤った認識を持つ医師には一度OncotypeDXの日本代理店であるSRLの担当者に教育してもらいましょう。
「その間なんの治療も受けないことになるのですが大丈夫でしょうか?」
⇒大丈夫ですが…
 そもそも(AかBかは別として)ルミナールタイプなのだから「ホルモン療法」開始してはどうでしょうか?
 ♯ もしも抗癌剤が必要と判断されたら、(その時点で)化学療法を併用(一次ホルモン療法を休薬しても構いませんが)すればいいのです。