Site Overlay

オスナー法の陽性について

[管理番号:4851]
性別:女性
年齢:49歳
初めて質問させていただきます。
現在49歳。
3年前の6月に皮下乳腺全摘及びリンパ節レベル1の郭清手術を行いました。
充実腺管がん
10×6×7mm
in situを含めると110×32×7mm(非浸潤性小葉がん)
脈管侵襲0
リンパ節転移、レベル1とセンチネルともになし
核異型度3
ER、PgRは両方90%以上
HER2はマイナス
Ki-60は50%以上
オンコタイプの結果はスコア2でした。
当初は抗がん剤をすすめられ、オンコタイプの結果でホルモン剤だけとなりました。
手術中、オスナー法でセンチネルリンパに転移があり、郭清したのに、病理結果は転移なし。
こういう場合はリンパに転移がなかったと考えていいのでしょうか?
オンコタイプは閉経前はリンパに転移がないのが条件だったので、スコア2を信じても大丈夫か今になって不安になっています。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
当院では(時間がかかるので)OSNA法は行っていませんが、リンパ節を「丸ごと」調べている筈です。
つまりOSNA法を行った場合には、(全て使いきっているので)「それを後から顕微鏡で確認することは不可能」となります。
「リンパ節転移、レベル1とセンチネルともになし」
⇒これは「OSNAに提出したリンパ節以外」の病理診断の筈です。
 つまり実際は「OSNAに提出したリンパ節、1個に転移あり」それ以外のリンパ節には転移は無かったという意味の筈ですが…
 担当医に確認してみてください。
「手術中、オスナー法でセンチネルリンパに転移があり、郭清したのに、病理結果は転移なし。」
⇒上記コメント通りです。
 OSNAに提出したリンパ節「以外」は転移が無かったということです。
「こういう場合はリンパに転移がなかったと考えていいのでしょうか?」
⇒違います。
「オンコタイプは閉経前はリンパに転移がないのが条件だったので、スコア2を信じても大丈夫か今になって不安になっています。」
⇒少なくとも現在は「閉経前もリンパ節転移陽性でも」OncotypeDXの適応があります。