[管理番号:4766]
性別:女性
年齢:37歳
おはようございます。
検診で異形のしこりが見つかりFNABCというもので採取し、結果の書類にはbenigin
良性という結果がきました。
所見は裸核細胞を背景に筋上皮を伴った上皮細胞が中ア詰まる塊で出現しています。
間質成分も含めFAやductal hyperplasia を考えますとの記載でした。
裸核細胞を背景に二相性ある乳管上皮細胞集塊+間質成分片、ductal
hyperplasiaから線維腺腫を考えます。
上のように書いてありました。
先生が直接エコーを見て下さり、良性とは言って頂きましたが私が見ても形が石?のように四角のようないびつな形で1.22cmというお話。
次回は3か月後と言われましたが心配で1か月後予約ではない日に、右の下のほうにさわれる塊があり来院、結局触診で何かあるもののエコーでも確認がとれず、形の悪いしこりも変化がなく、また3か月後に検診で来院。
しこりのある右胸の乳首に痛みが走る時があるといっても「へぇ~。」というそっけない反応。
以前細胞検査の結果待ちの際に不安で何度も連絡し、予定外に来院などしており、おそらく厄介な患者と思われているようでとても心が痛いです。
その検診の腫瘍の大きさも変化がなく、
「変化が無いから、次はもう半年後ね」
と言われ、次回はあと3か月後に予約を取っています。
私が心配な事は、異形のしこりを放置しておくのは怖いと常に不安に思っている事、実は悪性を放置されているだけなのではと不安に思っている事
異形なのに良性はありえるのかという事(どう調べても〇ではない形で良性をWEB上ですが見た事が無い事)手遅れになってしまったら怖いと思っている事です。
良性でも異形のものならば全て取り除いた方がもう心配はないのでしょうか?
これ以上腫瘍が大きくならないように、大豆製品や乳製品を控えた方が良いのでしょうか?
先生にあきれられているようで、検診もとても精神的につらいです。
つたない文章で思いを伝えられず申し訳ありません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
物事はシンプルに考えましょう。
「私が心配な事は、異形のしこりを放置しておくのは怖い」
「異形なのに良性はありえるのかという事」
「良性でも異形のものならば全て取り除いた方がもう心配はないのでしょうか?」
⇒ここで質問者が用いている「異形」とは(しこりの)「形状が気になる」ということですね?
通常「異型(文字がが微妙に異なりますが)」というと「細胞異型=(つまり)良性とは言えない異型細胞=癌の可能性も否定できない」となります。
質問者の場合には「細胞診では明らかな良性であり、異型細胞はでていない」ことにご注意ください。
①「異形=形状が気になる」場合には、当然ながら良性もあります。(良性が全て、以下にも良性という形であれば、我々も苦労しません)
②ただ、どうしても気になるなら(良性であっても)摘出してもいいのです。
そんなに「心配しながら」数カ月過ごすよりは、「1度で終了」して精神的にもいいでしょう。
「これ以上腫瘍が大きくならないように、大豆製品や乳製品を控えた方が良いのでしょうか?」
⇒誤りです。
大豆やイソフラボンは「乳癌リスクをむしろ低減」しますよ。
むしろ、(現代の食生活よりも昔の食生活「豆腐や納豆、味噌汁」の方が、乳癌は圧倒的に少なかったのは間違いありません)