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充実性腫瘤

[管理番号:4521]
性別:女性
年齢:42歳
お忙しい中に失礼しますm(__)m
他の方の症例なども読ませて頂いていますが、不安な思いが強く、少しでも意見を頂けると
有り難いです
2016.3 右胸外側に1センチのしこり有り 乳腺外来で超音波 乳瘤と判断
2016・6 第三子妊娠
2016・12 しこりが少し大きくなり、産婦人科の先生に言うも、「ホルモンの関係で大きくなっているのでしょう」と触診もなし。
自身も「そういうものか…」とそのまま。
2017・1 しこりが急に大きくなるも、上の子が時折おっぱいを吸うので、その刺激のせいかと思い、そのまま。
2017・2 41週で出産 授乳の為、胸は張っているがしこりもかなり大きく(5センチ以上)、見た目もぼこぼこした感じ。
先生に訴えると、退院のその足で以前の乳腺外来受診する
2017・3 触診、超音波、1週間後に針先検
結果、「充実性腫瘤」と言われました。
以前の乳瘤の上に別の細胞が大きく出来ているとのこと
混乱している中で覚えているのは、「これだけ進行が速いとあまり良いものではない」
「リンパが腫れているのは細胞が闘っている証拠」
「すぐに治療に入るだろうから、赤ちゃんはミルクに慣れさせたら良い」と。
細胞の細かい内容は、更に1週間後に出るそうで、その際近くの大学病院の予約を取って下さいました。
質問は、気付いた時は1センチ強のしこりが2~3ヶ月で急激に大きくなる場合は、悪性の癌と思った方が良いのでしょうか?
リンパがぼこぼこした感じですが、リンパ節への転移と考えた方が良いのでしょうか?
検査や治療方針はこれからですが、何かお言葉を頂けると有り難いです。
お忙しい中に申し訳ありません
小さな子供たち三人を抱え、不安な思いに押し潰されそうです
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「これだけ進行が速いとあまり良いものではない」と「やんわりと乳癌を覚悟」させながら、(針生検の結果が)「充実性腫瘤」では、困ったものです。
ただし、「リンパが腫れているのは細胞が闘っている証拠」という表現は「リンパ節転移を疑っている」ようにとれるし、「すぐに治療に入るだろうから」というのは
「乳癌であることが確実」なようです。
「質問は、気付いた時は1センチ強のしこりが2~3ヶ月で急激に大きくなる場合は
悪性の癌と思った方が良いのでしょうか?」

⇒癌は(そもそも)「悪性腫瘍」であり、「悪性の癌」という表現はありません。
 もしも質問者が「グレードが高いとか、増殖が速い、転移し易い」という意味で使っているとしたら、それは「無関係」です。
「リンパがぼこぼこした感じですが、リンパ節への転移と考えた方が良いのでしょうか?」
⇒担当医の「リンパが腫れているのは細胞が闘っている証拠」という表現からは、その可能性はありそうです。
 ♯ただし、診断自体極めて曖昧な印象(担当医の性格なのかもしれませんが)を受けるので断定はできません。