[管理番号:4407]
性別:女性
年齢:44歳
はじめまして。
現在44歳、出産経験あり。
30代頃から右左どちらにも嚢胞が出来、針で刺して検査もし異常なし。
その後から半年に一度、マンモとエコーを受けてます。
今回の半年に一度の検査でも嚢胞は変わらずありましたが、その他に4mmの「充実性腫瘤」があると言われました。
3ヶ月後に再度エコーで経過観察ということになりました。
充実性腫瘤とは乳がんの可能性もあるということでしょうか?
また、3ヶ月後でも大丈夫なのでしょうか?
その場で先生に聞けば良かったのですが、ショックでハイ…としか言えませんでした。
ご回答よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
多発のう胞で、見つかる「充実性腫瘤」の大部分は(内容液が固まってしまった)「濃縮嚢胞」であることが多いことは事実です。
ただし(如何なる病変であっても)「3カ月後再検」では殆ど変化などせず、無意味でしょう。
「充実性腫瘤とは乳がんの可能性もあるということでしょうか?」
⇒勿論「全く可能性が無ければ、経過観察とはならない」わけです。
その画像を見ていないので、それ以上はコメントできませんが「濃縮嚢胞」が「嚢胞」に混じって存在し、それが「充実性腫瘤」とされるケースが多い事は間違いありません。
「また、3ヶ月後でも大丈夫なのでしょうか?」
⇒大丈夫ですが…
3カ月では「変化ありませんね。それでは1年後(もしくは次回は半年後)」と言われそうです。
○本当に(濃縮嚢胞ではなく)「腫瘤が疑われる」ならば、「細胞診や組織診」すべきです。(無駄な経過観察ではなく)
♯実際には「おそらく濃縮嚢胞だな。一応3カ月にしておくか。」と言うケースが多いとは思います。