[管理番号:3957]
性別:女性
年齢:46歳
田澤先生はじめて。
9月中旬に左胸硬癌と診断され、温存手術をうけました。
腫瘍の大きさは1.6×1.1cm
リンパ節転移なし。
ルミナルb
her2陽性
脈管浸潤なし。
核グレード2
ki67は28%
ステージ1
①現在抗がん剤とハーセプチン治療を4回終わりました。
ただ両方の肋骨あたりが締め付け、常に痛みがあるように感じます。
転移でしょうか?もうすぐ術後2カ月ですが、こんなに速く転移ってしますか?術後抗がん剤治療中は転移しないと先生の回答を拝見したような気がしますがどうでしょうか?
②骨転移か肝転移を起こしてるのでしょうか?
③転移でなければ原因は何が考えられますか?ホルモンの関係でしょうか?
宜しくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「ただ両方の肋骨あたりが締め付け、常に痛みがあるように感じます。転移でしょうか?」
⇒転移の症状ではないようです。
理由は「両側の肋骨にたまたま同時期に転移して痛くなる」など、確率的に考える必要はないからです。
「もうすぐ術後2カ月ですが、こんなに速く転移ってしますか?術後抗がん剤治療中は
転移しないと先生の回答を拝見したような気がしますがどうでしょうか?」
⇒早期であるし、治療中に再発することは「殆ど無い」と思います。
「②骨転移か肝転移を起こしてるのでしょうか?」
⇒違います。
因みに肝転移は無症状(余程肝臓全体に拡がると黄疸がでますが…)です。
「③転移でなければ原因は何が考えられますか?ホルモンの関係でしょうか?」
⇒おそらく抗癌剤の影響です。
ハーセプチンと組み合わせた抗癌剤はタキサン(ドセタキセルもしくはパクリタキセル)でしょうか?
タキサン系の副作用のようです。
♯手術側だけなら、モンドールも候補に挙がります。