[管理番号:3415]
性別:女性
年齢:42歳
はじめまして。
私は胸に腫瘍ができやすいことと低容量ピルユーザーでもあったため、
マンモとエコーの検査を半年~1年に1度必ず行って来ていました。
そんな中、今年の7月上旬に両乳房に痛みを感じ(うつぶせに寝るのがつらいほど、ただし数日で収まる)
かかりつけのクリニックを予約したところ、約9ヶ月前にはなかった腫瘍が左胸に見つかり
バネ式の針生検を実施、8月6日に乳がんの告知をされました。
(浸潤性乳管癌・充実腺管癌)
あまりのことで信じられなかったのですが、前回うっすらとした薄い皮のようなものだったものが
悪性化したのではないかという説明を受け、病院は自身で探してほしいということで、パニックの中
友人が乳がんで手術をした大学病院を8月10日に初受診し、その日に可能な限りの検査をしてもらいました。
(その友人と同じ主治医に今はかかっています)
検査を急いだ理由は、私が不安神経症を持っており、まず病状の情報を
知ってからでないとどうにもならないと感じていたこともあります。
その日のCTで他の臓器への転移は見つからなかったものの、エコーで脇下のリンパに怪しい腫瘍を発見されました。
(中旬)日に行うMRIのあとで検査でも良かったのですが、細胞診もしてもら
い、その日にざっとの今後のことを聞いたところ、
マンモでは分かりにくいタイプだったので、すり抜けてきていたのではないか。
左胸の腫瘍は1.7センチなのだが、思ったより乳頭に近く、乳頭が残せない可能性がある。
その場合は温存はできず全摘。
脇下のリンパにも転移があった場合は、まず抗がん剤からはじめたい(術前)。
との説明を受けました。
私自身、温存を希望していたこと、できるだけ早く状況を知り、手術に
臨みたいと思っていたところではあるのですが
あまりに自分が思っていた状態と違っており、また選択肢がないことに動揺しています。
先生にお聞きしたいのは、
1)乳頭に近いがんの場合、全摘・再建しか方法がないのか
2)脇下のリンパへの転移の場合、術前の化学療法は必須なのか
そして
3)MRIの結果が揃い、術式の提案等を受けた後、こちらの病院でもしセカンドオピニオンをお願いする場合、時間がかかってしまうでしょうか。
この3点になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
その「大学病院の医師」の診療には私は全くの反対の立場です。
○術前化学療法は、あくまでも「小さくして温存」が目的であり、『腋窩リンパ節転移があれば、術前化学療法など、もっての外、誤った理解も甚だしい』ものです。
「1)乳頭に近いがんの場合、全摘・再建しか方法がないのか」
⇒どの程度、乳頭に近いのか?
質問者の「画像所見を実際に見ていない」ので、その点に言及する事は困難ではあります。
ただし、私の経験上
「乳頭への直接浸潤でも無い限り、乳頭との距離は十分に取れるケースが大部分」です。
つまり、「一見、乳頭に近い」としても殆ど温存可能です。
★そもそも、その「誤った理解で術前化学療法を勧めている医師」は実際に『自分で超音波していますか?』
もしも「技師の超音波だけで、そんなことを言っているとしたら…」それ以上は
コメントしません。
「2)脇下のリンパへの転移の場合、術前の化学療法は必須なのか」
⇒誤りです。
全くおかしな考えです。
コメントをする気にもなりません。
「3)MRIの結果が揃い、術式の提案等を受けた後、こちらの病院でもしセカンドオピニオンをお願いする場合、時間がかかってしまうでしょうか。」
⇒病院代表から予約をとろうとすれば、「かなり遅くなる」でしょう。
「秘書へ」から、直接秘書へ連絡いただければ「緊急性に応じた予約」を案内します。
○私個人の感想としては、「大学病院らしい、誤った診療」に辟易しているので是非、受診してもらいたいように思います。
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