[管理番号:3327]
性別:女性
年齢:46歳
はじめまして。
田澤先生の見解をお聞か
せください。
7月○日に左皮下乳腺全摘、センチネルリンパ節生検、エキスパンダー再建をしました。
浸潤性小葉癌でした。
径三センチ
ER 80%
PgR 0%
HER2陰性
Ki67 3%未満
リンパ節転移なし(二個中)
ルミナールAタイプ
と言う結果で
主治医の先生は7対3の7で抗がん剤治療 不要とのこと。
ホルモン療法タスオミンのみでいけるのではと。
ただ径三センチ、年齢が若い、癌が二つあった(もう一つは一センチくらい)
と言うことが気になる点だと言われました。
現在、キュアベスト(オンコタイプと同等の検査)をやっていただいてます、
結果待ちです。
田澤先生のご意見お聞かせください。
抗がん剤治療必要でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
明らかなルミナールA(Ki67=3%未満とは、典型的な大人しい小葉癌ですね)
これで「抗がん剤も考慮する」担当医の「常識を疑い」ます。
誰がどう考えても「ホルモン療法単独」です。
一度担当医には、「ルミナールAでは抗ガン剤の上乗せがない」という論文を読んで
勉強し直していただきたいところです。(厳しい様ですが…)
「ただ径三センチ、年齢が若い、癌が二つあった(もう一つは一センチくらい)と言うことが気になる」
⇒全く(1%も)化学療法を推奨する根拠がありません。
「主治医の先生は7対3の7で抗がん剤治療 不要」
⇒「7対3」どころか「1000対0で抗ガン剤不要」です。