[管理番号:3315]
性別:女性
年齢:48歳
はじめまして。
ホルモン療法を受けるか迷っています。
Invasive ductal carcinoma.pT2.pN2a.cMO.StageⅢA
昨年12月、右乳房全摘、リンパ節廓清手術をしました
その後 抗がん剤 FEC4クール ドセタキセル4クール 投与
現在 放射線治療中です
右乳房 25×25×18mm
Invasive ductal carcinoma(pap-tub+sci)+DCIS(+++,comedo
necrosis+),f,pT2,ly+,v-,pN2a,cM0,StageⅢA
リンパ節転移 4つ
ER score 3b. PR score 3b.HER2 score 0.Ki-67 labeling index=30.0%
Nuclear atypia 2.Mitotic counts 2.Nuclear grade 2
ホルモン療法 ゾラデックスとタモキシフェンをすすめられています
ホルモン療法をしなかった場合の再発率はどのくらいでしょうか
再発を心配しながら5年、10年と薬を飲み続けることに疑問を感じています
ホルモン療法による副作用もマイナス要因です
抗ガン剤によって、微細胞がやっつけられていなかった場合、
ホルモン療法をしていても再発するのではないかと考えると
再発した時に向き合いたいと思うのです。
ホルモン療法を受けない選択は自殺行為でしょうか?
お忙しい先生を煩わせたくないと思い、内容のみで失礼します。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
ルミナールBですね。
化学療法とホルモン療法は「同じ位の上乗せ」となります。
「ホルモン療法をしなかった場合の再発率はどのくらいでしょうか」
⇒39%です。
ホルモン療法を行えば26%に低下します。
「再発を心配しながら5年、10年と薬を飲み続けることに疑問を感じています ホルモン療法による副作用もマイナス要因です」
⇒ネットの情報ですか?
「百害あって一利なし」ですね。
○副作用は実際にやってから考えましょう。
「抗ガン剤によって、微細胞がやっつけられていなかった場合、ホルモン療法をしていても再発するのではないかと考えると」
⇒全く「机上の空論」です。
現実にホルモン療法により「上乗せ」があるのですから、(想像ではなく)「事実を直視すべき」です。
「ホルモン療法を受けない選択は自殺行為でしょうか?」
⇒そう言うつもりはありませんが…
一番問題なのは(ネットの?)情報だけで「ホルモン療法を悪者にしてしまっている」ことです。
効果があることは事実だし、「副作用は(最低限)実際に体感してから」考えるべきです。
○実際に行ってみて「これは自分にはできない」と本当に感じるようであれば、その時は止めても構わないとは思います。