[管理番号:3231]
性別:女性
年齢:27歳
4月の下旬頃から左胸にチクっとした痛みがはしるようになりました。
頻度は日によってまちまちで、ほとんど気にならないことあれば、10分に1回とか頻繁になることもあります。
5月の中旬からは左胸の外側のした辺りに張りが出てくるようになり、押すと痛いです。
しこりはありません。
私は低用量ピル(マーベロン)を飲んでいます。
低用量ピルは4年ほど飲んでいて、マーベロンには今年の2月末くらいから婦人科の医師と相談し変更しました。
5月の上旬にピルを2日飲み忘れによる出血が1週間ほどありました。
その前の生理は4月の下旬でしたので、生理終了後、1週間ほどで飲み忘れによる出血が来ました。
ピルの服用は次の確実な生理が来るまで中止すると、サイトでみたので5月下旬の生理が来るまで、服用を中止しました。
その後、再開しました。
6月上旬に乳腺外来を受診し、触診と超音波とマーモグラフィをやってもらいました。
結果は異常なしだが、乳腺炎のような感じで、がんではありません、と言われました。
がんではないと安心し、症状は少し落ち着いたと思ったのですが、
7月に入った辺りから左の肩甲骨の痛みと、左胸の外側の上の辺りから脇の下にかけて張っている感じがします。
脇の下は腫れているというか違和感を感じます。
7月(上旬)日に年に1回受けている婦人科健診を受診ました。
その際にも今回のことを簡単に説明しました。
触診の結果、左胸の上の外側に右胸にはない張りがあるので超音波を撮るということになり、その結果待ちです。
6月の受診時に異常なしと言われたのが誤りだったのか不安です。
7月(上旬)日の結果は
1、2ヶ月後になるので、それまでにどこか受診するべきか悩んでいます。
私の血族で乳ガンになった方はいません。
今回のことでインターネットで色々調べ、リスクになりそうなのは、ピルと、出産、授乳経験なしと、甘いものがすごく好きと言うことくらいです。
あと、関係はないかもしれませんが、
首、肩、肩甲骨、腰のこりや痛みは昨年あたりから頻繁にあります。
乱文で申し訳ありません。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
あの芸能人の件以来、「乳房痛を気にする方」が日増しに増えているようです。
心理としては理解できますが、「乳房痛が乳癌の症状ではない」ことは強調しておきます。
今回の質問者の症状も『典型的な女性ホルモンによる刺激症状』です。
「6月上旬に乳腺外来を受診し、触診と超音波とマーモグラフィ」「結果は異常なし」
⇒これで十分です。
異常はないということです。
「左の肩甲骨の痛みと、左胸の外側の上の辺りから脇の下にかけて張っている感じがします。脇の下は腫れているというか違和感を感じます。」
⇒典型的な「女性ホルモンによる刺激症状」です。
こんな病気があると思いますか?
「6月の受診時に異常なしと言われたのが誤りだったのか不安」
⇒何故、不安なのですか?
信用してあげましょう。
質問者の症状は明らかに「女性ホルモンによる示義気症状」です。
こんな症状の乳癌はありません。
「あと、関係はないかもしれませんが、首、肩、肩甲骨、腰のこりや痛みは昨年あたりから頻繁にあります。」
⇒大いに関係あります。
これらも「典型的な女性ホルモンによる刺激症状」です。
○私が診療していて非常に多い「女性ホルモンによる刺激症状」は以下の3つの部位の「疼痛や違和感」です。
質問者は「自分が典型的」だと思いませんか?
・脇~胸の外側から下にかけての痛み
・脇~肩、背中(肩甲骨周囲)にかけての痛み
・鎖骨の下や乳頭周囲の痛み(違和感)