[管理番号:3158]
性別:女性
年齢:31歳
初めまして。
お忙しいところ失礼いたします。
4年前、右胸上部やや内側のしこりが気になり乳腺科にて細胞診。
その時は問題無かったのですが、ここ最近そのしこりが大きくなっているような気がして、しかもチクチクとした痛みも少し感じるようになり、細胞診をし“悪性の疑い”と出たのでコアニードル生検で組織検査した結果、乳ガンです。
と言われました。
大きさは17㎜。
女性ホルモンを食べて成長するタイプだということでした。
他にも色々これは何%等々教えて下さったのですが、正直解らなくて覚えておりません。
CTやMRIは来週と再来週撮る予定です。
本日、ノルバデックスを2週間分処方された事で、今まであまり深く考えてなかった乳ガンという事実と不安が大きくなってきました。
私は未婚で妊娠、出産の可能性もわかりませんが、
この先、乳房だけでなく他にも失うものがあるという事が段々とわかってきて、こわいです。
命が一番大事なのはわかってはいるのですが…
全摘になるのか、一部分を取り温存になるのか。
恐らく温存手術になると思うのですが、、、
何を聞きたいのかわかりませんね…すみません。
抗がん剤治療になる可能性もあるのでしょうか?
もし将来、子どもを授かりたいと思った時には諦めなければならないのでしょうか?
情報量が少なく、しかも支離滅裂な文章ですみません。
主治医の先生も疑問点があれば聞いてください。
と仰ってくれてますが、いざ先生を前にすると頭が働かないという、情けない現状です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
31歳での「乳癌告知」 お気持ちお察しします。
「全摘になるのか、一部分を取り温存になるのか。恐らく温存手術になると思うのですが」
⇒17mmということなので「温存となる可能性が高そう」です。
ただし「MRIによる拡がり診断(来週の予定のようですね)で確認が必要」となります。
「抗がん剤治療になる可能性もあるのでしょうか?」
⇒「女性ホルモンを食べて成長するタイプ」とあるので「luminal type」のようです。
ただし、術後の病理結果で「Ki67を測定し値が高い」場合には「luminalB」となると抗ガン剤の適応がでてきます。
「もし将来、子どもを授かりたいと思った時には諦めなければならないのでしょうか?」
⇒それは違います。
(もしもluminalBとなり化学療法が必要とされた場合には)「卵子凍結」と言う方法があります。
また、「ホルモン療法は止めて2カ月」すれば「妊娠可能」となります。