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乳がんと診断されましたが、 手術まで期間があき心配です

[管理番号:2024]
性別:女性
年齢:40歳
10月末にしこりに気づき、11月初めにマンモをとりました。
マンモでははっきりせず、翌週エコーと針生検をし、12月の初めに浸潤乳管癌と診断されました。
主治医の先生からは、しこり1.5cmとのことで、
・温存手術してリンパ節郭清 入院3.4日
詳しいことは手術してからでないとわからないけれども、
・術後放射線治療 2Gy×25回
・ホルモン剤 内服+注射
・リンパ節転移あれば抗がん剤
との説明がありました。
リンパ節郭清する前に、センチネルリンパ節生検という方法もあるけれども、その病院ではできないし、先生の手術の経験から確実に調べる為に郭清する方針とのお話でした。
放射線治療も設備がないので、近くの大学病院のほうで受けてもらうことになるとのことでした。
どうするか1週間考えて下さいとのことで、こちらのホームページを見て勉強させていただき、センチネルリンパ節生検をしたいという気持ちと、放射線治療もでき、乳腺専門がある病院で治療したいと思い、紹介状を書いていただくことになりました。
新しい病院への予約もその日にしていただいたのですが、非常に混み合ってるとのことで、1/13まで予約がとれませんでした。
その日に先生に、悪性度やタイプを聞いて見たのですが、悪性度は2で、しこりはエコーでは2cm、エコーではリンパ節転移はなさそうとのことでした。
自分で決めたことではあるのですが、日にちが経つにつれ、1ヶ月間、何もしないで待っていて大丈夫なのだろうかと不安になります。
1ヶ月の間に病状が進行してしまったらと不安になります。
11歳、8歳、5歳の子供のためにも、がんを克服したいです。
セカンドオピニオンを聞くのに1ヶ月待っていても大丈夫なのでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「リンパ節郭清する前に、センチネルリンパ節生検という方法もあるけれども、その病院ではできないし、先生の手術の経験から確実に調べる為に郭清する方針」
⇒これは正直、驚きました。
 今時、まだそのような手術をしている病院があることは。
 ガイドラインでは「センチネルリンパ節生検を行う事を前提として」、その取り扱(微小転移が有った場合など)を詳細しているレベルなのです。
 「安易な腋窩郭清」は患者さんの不利益に繋がることは歴然としています。
 
「日にちが経つにつれ、1ヶ月間、何もしないで待っていて大丈夫なのだろうかと不安」「セカンドオピニオンを聞くのに1ヶ月待っていても大丈夫なのでしょうか?」
⇒「エコーで2cm リンパ節転移はなさそう」という状況であれば問題ありません。
○今回の件では「エコーではリンパ節転移はなさそう」と言う状況で「センチネルリンパ節生検を行わず、郭清してしまう」事による不利益の方が「明らかに上」なのです。