[管理番号:1973]
性別:女性
年齢:31歳
はじめまして。
今年10月に左乳癌温存手術をうけました。
病理結果
浸潤癌 乳頭腺管癌
1.8cm リンパ節転移なし
ER 91% PgR 90% HER2陰性
核異形度3 Ki-67 36% 脈管侵襲なし
段端陰性
主治医より化学療法を進められて悩んでいます。
先生ならどのような治療方針をたてますか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。 「主治医より化学療法を勧められて悩んでいます。先生ならどのような治療方針をたてますか」 「主治医より化学療法を勧められて悩んでいます。先生ならどのような治療方針をたてますか」 お忙しい中回答ありがとうございます こんにちは。田澤です。
ER, PgR, HER2陽性はluminal typeと呼ばれます。
この場合、Ki67 indexの値によってluminalAとBに分けます。
Ki67 index>30はluminalBです。♯20
⇒ホルモン療法+化学療法です。
(術前術後に行う)化学療法は決まっていますがルミナールタイプに行う場合には『TC療法としまこんにちは。田澤です。
ER, PgR, HER2陽性はluminal typeと呼ばれます。
この場合、Ki67 indexの値によってluminalAとBに分けます。
Ki67 index>30はluminalBです。♯20
⇒ホルモン療法+化学療法です。
(術前術後に行う)化学療法は決まっていますがルミナールタイプに行う場合には『TC療法とします。
質問者様から 【質問2】
ルミナルBであり、抗がん剤適応があるということは理解しました
あれから主治医とも何度か話していますが、まだ決められずにいます(まだ迷っているのかと思われそうでお恥ずかしいですが)
私の場合、無治療の場合、ホルモン療法だけの場合、抗がん剤+ホルモン療法の場合の再発率(治療効果?)はどの程度になりますか?
主治医に訪ねましたが、はっきりとした数字ではお答えいただけませんでした
ステージⅠでも、若年であること、悪性度が高いことなどを考えるとやはり抗がん剤の適応はあるが、正直主治医も迷うところがあるということもおっしゃっていました
お忙しい中ですがお答えいただけると幸いです
田澤先生から 【回答2】
「私の場合、無治療の場合、ホルモン療法だけの場合、抗がん剤+ホルモン療法の場合の再発率(治療効果?)はどの程度になりますか?」
⇒adjuvant onlineのデータで示すと
無治療では再発率 41%
ホルモン療法することで(14%の効果があり)27%まで低下
更に化学療法の追加で(9%の上乗せ効果があり)18%まで低下
○ホルモン療法は必須ですが、質問者が化学療法を選択するかどうかは、この「9%の上乗せ」をどう感じるか?なのです。