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乳輪下膿瘍の根治術

[管理番号:1564]
性別:女性
年齢:41歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:1394「繰り返す乳腺炎としこり

 
 
こんにちは。先日は拙い質問にも丁寧に回答下さってありがとうございました。
実はあれからまだ病院に行けていないのですが、しこりの部分(乳房が大きくてわかりづらかったのですが、乳房下部ではなく乳首真横の乳輪部分でした)に赤みと痛みが出てきました。
どういう結果であれ、もう数日のうちには病院にいくつもりですが、仮に乳輪下膿瘍だった場合、ほぼ1年に1回のペースで再発を繰り返していることになります。
今後も繰り返す可能性が高いならいっそのこと…とも思うのですが、乳輪下膿瘍で乳腺を取り除くというのはあまり現実的な話ではないですか?
ちなみに、乳首は若干陥没気味ですが完全に陥没しているわけではなく、子供たちにも授乳はできました。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「乳輪下乳腺炎」を繰り返す場合には「根治術」が必要です。
○原因は「乳管開口部での乳管の閉塞」にあるのです。
 手術としては、「原因乳管(閉塞している乳管)」を含めて、「繰り返す膿瘍腔」
を完全に切除することです。
 イメージとしては「乳管内病変に対する乳管(腺葉)区域切除」に近いですが、
「慢性炎症を繰り返す事に寄り膿瘍腔が増大」している時には、「切除範囲がやや大
きく」なります。

回答

「乳首真横の乳輪部分でした)に赤みと痛みが出てきました」
⇒「乳輪下乳腺炎」のようですね。
 
「乳輪下膿瘍で乳腺を取り除くというのはあまり現実的な話ではないですか?」
⇒質問者は勘違いされています。
 乳輪化乳腺炎が「繰り返す」場合には「根治術」しかありません。
 「元(原因乳管)を断つ」事が必要です。
○ただし、この手術には「経験が必要」です。
 逃げる施設も多いでしょう。