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放射線療法

(術後の)予防照射と転移、再発病巣への治療照射に分けられる。
予防照射

①温存乳房照射
~乳房温存術後に乳房内再発の予防目的で行う。~

放射線1.fw
放射線2.fw
局所再発率だけでなく死亡率低減効果もある。
 

新しい温存乳房照射

寡分割照射
乳房全体への照射ではあるが、回数を減らす方法
寡分割照射の詳細についてはこちらをクリック
 
加速乳房部分照射(APBI:accelerated partial breast irradiationni)
APBIの詳細についてはこちらをクリック
 

②乳房切除術後照射
(PMRT:postmastectomy radiation therapy)

リンパ節転移陽性の場合、領域リンパ節及び、胸壁再発予防であるが、全生存率を改善させることが分かっている。
放射線療法は、(術後の)予防照射 と 転移、再発病巣への治療照射 に分けられる。
リンパ節転移1-3個 推奨度B(乳癌診療ガイドライン2013)
リンパ節転移4個以上 推奨度A (乳癌診療ガイドライン2013)

放射線3.fw
照射範囲: 胸壁照射の照射野は胸壁+鎖骨上リンパ節領域である。
胸壁(乳癌診療ガイドライン推奨グレードA)
鎖骨上リンパ節領域(同推奨グレードB)
※胸骨傍リンパ節領域は再発頻度が小さく、一般的には照射野に含まない