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単孔性か多孔性か

[管理番号:2459]
性別:女性
年齢:39歳
田澤先生よろしくお願いします。
拝見していると単孔性と多孔性ではかなりの違いかあるみたいですね。
私の場合ですが1ヶ月程前は両方の胸からクリーム色の分泌がありました。
今は右の胸からほんの少しだけで、左胸からは出なくなりました。
元々、右胸の方が量は多かったです。
右胸も1つの穴からだったり2つの穴からだったりします。
量はにじむ程度でクリーム色です。
これは単孔性ですか?多孔性ですか?
乳腺外科に行ってエコーマンモ、細胞診、潜血反応を調べていづれも問題ありませんでした。
乳管造影もして欲しいと言いましたが必要ないと言われました。
このまま放置でよいですか?
分泌量は段々と少なくなっていると思います。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「拝見していると単孔性と多孔性ではかなりの違いかある」
⇒「天と地」ほども違いがあります。
 「乳管内病変が、いきなり複数の乳管内に出現」ということはありません。
つまり「多孔性は心配無い」のです。
 
「私の場合ですが1ヶ月程前は両方の胸からクリーム色の分泌がありました。」
⇒この時点で、質問者は心配する必要はないのです。
 
「これは単孔性ですか?多孔性ですか?」
⇒多孔性です。
 
「乳腺外科に行ってエコーマンモ、細胞診、潜血反応を調べていづれも問題ありませんでした。」
⇒全く無駄な検査です。
 「潜血反応」を調べて「何をするつもり」なのでしょうか?
 (潜血反応があったとしても)『血液が混じってますね』で終わりです。
  そこから何の発展もありません(無意味です)
「乳管造影もして欲しいと言いましたが必要ないと言われました。」
⇒多孔性には不要です。(そもそもクリーム色という時点で、気にする必要はありません)
 
「このまま放置でよいですか?」
⇒その通りです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

乳頭分泌で質問した者です。
回答ありがとうございます。
以前は量に左右差あっても両方の胸から出ていたのであれば、例え現在、片側からしかも1つの穴からしか出ていなくても『多孔性』と考えて良いということですね。
(以前は両方から出てましたが、現在は右側で1つの穴からしか出ませ
ん)
以前は両方から出ていたし、右側は2つの穴から出ていたので『多孔性』と考えてて心配ないと思っていて良いですか???
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
乳頭分泌については「乳管内病変が疑われるかが鍵」となります。
①ミルクは乳管内病変とは無関係(ミルクは正常乳腺からしか分泌されません)
②単孔性である(乳管内病変がたまたま同時期に、複数に存在することは確率的に除外します)
③多孔性⇒単孔性 これも結局もともと「乳腺全体からの分泌亢進」があり、それが「減った」と解釈します
 
「左右差あっても両方の胸から出ていたのであれば、例え現在、片側からしかも1つの穴からしか出ていなくても『多孔性』と考えて良いということですね。」
⇒乳腺全体の分泌亢進ということです。
 それが低下してきたと考えます。
 
「以前は両方から出ていたし、右側は2つの穴から出ていたので『多孔性』と考えてて心配ないと思っていて良いですか???」
⇒「乳管内病変」は「1本の乳管にできる」のです。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、回答ありがとうございます。
恥ずかしながら先生からの回答2を十分に理解できず、質問2と同じ内容の質問になってしまいますがお許しください。
「片側、単孔性」が気になり不安で仕方ないです。
1ヶ月前は両方の胸よりクリーム色の分泌がありましたが、現在は右側の1つの穴からしか出なくなりました。
 
きつーく絞れば時々、左側も1つの穴よりほんの少しにじむ程度出ます。
1ヶ月と比べると段々と分泌量も少なくなってきました。
段々と少なくなってきている過程でたまたま右側の1つ穴から出ているだけでこれは全く心配しなくてもよい「多孔性」ですか??
この私の場合は以前は左右差はあれど両胸から出ていたので、現在、片側の1つの穴からしか出ていなくても全く問題ないと安心して過ごしてもよろしいのでしょうか??
何度も質問して申し訳ありません。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
もう一度、回答2の要点を示します。
乳頭分泌については「乳管内病変が疑われるかが鍵」となります。
①ミルクは乳管内病変とは無関係(ミルクは正常乳腺からしか分泌されません)
②単孔性である(乳管内病変がたまたま同時期に、複数に存在することは確率的に除外します)
③多孔性⇒単孔性 これも結局もともと「乳腺全体からの分泌亢進」があり、それが「減った」と解釈します
「1ヶ月前は両方の胸よりクリーム色の分泌がありましたが、現在は右側の1つの穴からしか出なくなりました。」
⇒これは上記①及び③の解釈から、「乳腺全体の分泌亢進に伴うもの」と解釈し、
「乳管内病変は否定的」となります。
 
「段々と少なくなってきている過程でたまたま右側の1つ穴から出ているだけでこれは全く心配しなくてもよい「多孔性」ですか??」
⇒その通りです。上記③に該当します。
 
「この私の場合は以前は左右差はあれど両胸から出ていたので、現在、片側の1つの穴からしか出ていなくても全く問題ないと安心して過ごしてもよろしいのでしょうか??」
⇒その通りです。
 そもそも①の時点で「乳管内病変を想像する必要は無」と思います。そこから③へ移行しているだけのようです。
 一回、「分泌」から頭をリセットしましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生回答ありがとうございます。
何度も質問してすみません。
①私の場合は以前は両胸から分泌があったので、今はたとえ片側の1つの穴からしか出てなくても「多孔性」と判断し全く心配いらないということですね??
②エコーもマンモも細胞診までして問題なかったので、今まで通り1年に1回の検診で十分ですよね??
③どうしても自己チェックのために乳頭を絞ってしまいますが、逆にきつく絞り過ぎて血が出そうです。
自己チェックは必要ですか??
恥ずかしながら理解力が乏しいので、「大丈夫!」「受診が必要」などの返事をお願いします。
何度も質問して失礼ばかりですみません。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
了解しました。
全て、「大丈夫!」「受診が必要」などにしましょう。
「①私の場合は以前は両胸から分泌があったので、今はたとえ片側の1つの穴からしか出てなくても「多孔性」と判断し全く心配いらないということですね??」
⇒その通り
 「大丈夫!」です。
 
「②エコーもマンモも細胞診までして問題なかったので、今まで通り1年に1回の検診で十分ですよね??」
⇒その通りです。
 「大丈夫!」です。
 
「③どうしても自己チェックのために乳頭を絞ってしまいますが、逆にきつく絞り過ぎて血が出そうです。自己チェックは必要ですか??」
⇒不要です。
 何もしなくても「下着につくようなら」その時には、絞ってみましょう。
 大丈夫です。