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腫瘤と集簇性石灰化 要治療判定について

[管理番号:769]
性別:女性
年齢:41歳
はじめまして。
会社で毎年行う健康診断にて、マンモグラフィーを受け、右乳房に腫瘤と集簇性石灰化が認められ、治療が必要です、という検査結果が届き、大きく動揺しています。
昨年、市が行う無料検診のクーポンにて初めてマンモグラフィーを受けた際には、石灰化レベル2にて、経過観察にて心配ありませんとのことでしたので、特に心配はしていなかったので、1年で治療が必要な状況まで悪化してしまったのかと、不安でいっぱいです。
わたしは7年ぐらい低量ピルを継続して服用しています。でも、今回の結果を受けて、服用を中止しました。
来週精密検査なのですが、悪性で、それも浸潤癌だったらどうしようと、心配で夜も眠れず、何も手につきません。吐き気が激しそうな抗がん剤治療をやらなくてはならなくなったらと考えると、怖くて、怖くて、仕方がありません。
健康診断の一次検診で、いきなり、要治療になるのは、よっぽど状態が悪いということなのでしょうか。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「1年前、石灰化カテゴリー2」だったのが、急に「腫瘤と石灰化、要精査」では驚かれた事と思います。
 お気持ち、お察しします。

回答

「1年で治療が必要な状況まで悪化してしまったのかと、不安でいっぱい」
⇒どうやら所見としては「ほぼ癌で間違いない」ようです。
 「石灰化」が増加して、それに伴い「しこりを形成」したのだと思います。
 これは「コメド石灰化」だと思います。
 
「健康診断の一次検診で、いきなり、要治療になるのは、よっぽど状態が悪い」
⇒「要精査」ではなく「要治療」との結果は
 「進行している訳ではない」と思いますが、「ほぼ癌と確信」していると思います。
 比較的「増殖が速く」腫瘤を形成したとしたら「浸潤癌の可能性」もあります。
 ただ非浸潤癌のまま「腫瘤を形成」することも十分にありえます。
 
○どちらにせよ「状態が悪い」などと言う心配は不要です。
 1年前に「カテゴリー2の石灰化のみ」であれば、(非浸潤癌かは別として)「早期乳癌」だと思います。
 気持ちは解りますが、「ここがターニングポイント」です。
 「早期発見、早期治療」が重要です。
 「早期発見に勝る治療はない」のです。
 
 

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