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ガンしこり以外に複数の腫瘤がある場合

[管理番号:3853]
性別:女性
年齢:47歳
初めまして。
6日後に温存手術を控えています。
左胸2時方向の乳輪と外乳房の中間位の一に8.8ミリのガン
腫瘍があります。
ステージ1です。
その周辺に3ミリ~5ミリくらいの良性腫瘍が脇のしたの方角にはうようにして数個点在しています。
良性しこりは全部は取れないと主治医からいわれました。
良性のしこりが点在したままですと、再発があったときに分かりにくくないでしょうか。
このような場合は術後の再発検査はどのようにして行うのでしょうか
右側乳房にも良性しこりが二つありますが。
MRI、CTではリンパ節転移の所見はないといわれています。
またこのように良性腫瘍がたくさんあるとガンができやすい状態なのでしょうか。
温存手術で大丈夫なのでしょうか。
術前の最後の診察のときに、主治医にこのことを聞きそびれてしまい、漠然と不安があります。
どうぞよろしくお願いします
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「良性のしこりが点在したままですと、再発があったときに分かりにくくないでしょうか。」
⇒解ります。
 形態が異なるし、「前からあったもの」として認識しておくこともできます(記録がのこります)
「このような場合は術後の再発検査はどのようにして行うのでしょうか」
⇒特に(良性のしこりがあっても)変わりません。
 術後に定期的にエコーすればいいのです。
「またこのように良性腫瘍がたくさんあるとガンができやすい状態なのでしょうか。」
⇒全く無関係です。
「温存手術で大丈夫なのでしょうか。」
⇒本当に良性であれば、全く差し支えはありません。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

温存手術後3週間後から術後照射50Gyとブースト照射10Gyがはじまります。
年末年始でさいごの1日だけが休みが5日はいってしまいます。
それでも効果はうすれないでしょうか。
それとも8回16Gyに変更してもらうかとも考えています。
そこまでする必要はないでしょうか
左乳房にガンしこり2つ(1センチ、6ミリ)が近接してあり、6ミリのほうが断面から5ミリと近かったです。
抗がん剤はしません。
ki67は10パーセント以下です
いかがでしょうか  ステージ1でリンパ転移はありませんでした
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「年末年始でさいごの1日だけが休みが5日はいってしまいます。それでも効果はうすれないでしょうか。」
⇒それは考え過ぎです。
 そもそも予防照射なのに、「そこまで神経質になる」必要は全くありません。
「抗がん剤はしません。ki67は10パーセント以下です いかがでしょうかステージ1でリンパ転移はありませんでした」
⇒当然です。
 これで「抗ガン剤」をしたら、「全ての乳癌術後で抗癌剤をしなくてはならないことになる=全く無意味」です。