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セカンドオピニオンについて

[管理番号:2708]
性別:女性
年齢:35歳
先生、こんばんは。
昨日、乳ガンと診断を受けました。
そして現在、セカンドオピニオンを考えています。
それを受ける際に気になる点がいくつかあるので教えてください。
まず、こちらがどのような心構えでいくのかと言うことです。
違う治療法があるのか聞いても良いか、そうではなくて今の診断が最良かを確認するのかという点です。
また、セカンドオピニオンということではなく、もう一度他院で検査から始めるというのもいいのかと考えています。
昨日の検診結果報告の際、担当医からは言われたのは、〈よくない結果、ガンです。
場所が内側なので左胸全摘で再建手術、その後外来で抗がん剤治療がホルモン治療です〉のこれだけでした。
そして再建用の写真を撮り、手術前検査と手術日をいわれ、検査のどういしょにサインで終わり。
検査の結果後の診察はこれが普通なのでしょうか?
この様子に不信感がつのりセカンドオピニオンを考えています。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「違う治療法があるのか聞いても良いか、そうではなくて今の診断が最良かを確認するのかという点です。」
⇒「その両方」です。
 
「場所が内側なので左胸全摘」
⇒そもそもこのコメントが不明です。
 「温存可能なのか」と「部位は無関係」です。
 
「検査の結果後の診察はこれが普通なのでしょうか?」
⇒普通ではありません。
 本来ならば「画像診断による拡がり」を根拠に「術式の選択」
 また、「腫瘍のサブタイプなど」を根拠に「術後の治療(予測)」を理論的にお話すべきでしょう。
 ○しかも最も問題なのは(質問者に)「全く選択肢を与えていない」点です。
   
「この様子に不信感がつのりセカンドオピニオンを考えています。」
⇒それでいいでしょう。
 本来「このような画像所見」だから「これと、あれという方法がある」が「この様な理由で」私は「この治療法を勧めます」のような納得のいく話をしてもらってください。
 まずは「術式選択」が重要です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先生こんにちは。
以前セカンドオピニオンについて相談したものです。
この度、セカンドオピニオン先で治療を受ける事に決め、術前検査を終えました。
その結果から治療方針が、術前化学療法後(温存希望のた
め)、手術、放射線、ホルモン剤(術後に抗がん剤追加かも)となりました。
ルミナールタイプと言われたのですが、抗がん剤がやはり必要な
のでしょうか?初診時に、おとなしいタイプのホルモン剤が効く癌と言われたのですが、今回は増殖するタイプとの評価。
おとなしい=増殖率低いではないようですね。
またリンパ節転移も捨てきれないそう。
もし切除したらリンパ浮腫になるのでしょうか(リンパにも放射線をあてる
そうです)?こんなに抗がん剤を使う事に恐怖を感じます。
しこりの大きさは2センチ強で、1センチくらいのものも見つかりました。
治療方針が決まったのに、不安で不安でたまりません。
私の癌は治りにくいのでしょうか?
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「ルミナールタイプと言われたのですが、抗がん剤がやはり必要なのでしょうか?」
⇒質問者の目的が術前に「小さくして温存」であれば、「その選択」となります。
 術前にホルモン療法を行っても、その効果は得られないのです。
 ただ、本当に「本来の目的である」再発予防にとって「必要なのか?」とは全く別次元の話です。
 
「またリンパ節転移も捨てきれないそう。」
⇒最終的に「センチネルリンパ節生検」しないと解らないことです。
 
「もし切除したらリンパ浮腫になるのでしょうか(リンパにも放射線をあてるそうです)?」
⇒(もしもセンチネルリンパ節生検で転移陽性となり)「追加郭清」したとしても、通常は「リンパ浮腫にはなりません」(手術精度の問題はありますが…)
 ただし、その場合でも(リンパ節は手術で郭清するわけなので)「腋窩への放射線照射は不要」です。(それこそ、浮腫のリスクがあがります)
 
「私の癌は治りにくいのでしょうか?」
⇒考え過ぎです。