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臨床試験について

[管理番号:1998]
性別:女性
年齢:47歳
はじめまして。
海外(アメリカ)在住です。
ステージ2-b で、術前抗がん剤治療を終了し、マーモグラフ、エコー、
MRIでは、腫瘍が画像上、なくなりました
12/22に手術をする予定です。
脇のリンパについて、臨床試験をかんがえてみてはと、説明を受けました。
ネガティブだった場合、放射線治療をしないと、いうものです。
先生は、どう、お考えになられますか?
リスクは、ありますか?
おしえてください。
よろしくおねがいいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
この臨床試験の解釈をさせてもらうと
化学療法前に「リンパ節転移陽性」が化学療法により「画像上消失」した場合に「センチネルリンパ節生検でネガティブであれば、追加郭清も術後照射もしない」というものでしょうか?
私は「化学療法前の状況」をもとに「治療方針を決める」方がいいと思います。
そもそも「化学療法前にリンパ節転移が画像上明らかだった」のであれば、「センチネルリンパ節生検すべきでない」と考えています。
 
「ネガティブだった場合、放射線治療をしないと、いうものです。」
⇒私は反対です。
 そもそも(術後の放射線照射云々ではなく)「センチネルリンパ節生検」ではなく最初から「腋窩郭清」すべきです。