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ルミナールAタイプの抗がん剤治療について

[管理番号:2028]
性別:女性
年齢:45歳
よろしくお願いいたします。
11月19日に左乳房全摘出とリンパにも二センチの転移があったので郭清をレベル3までいたしました。
その後病理検査の結果、胸の腫瘍が大きいところで5センチあり、脇のリンパにもセンチネルリンパに二センチですが1つだけ転移していたとのことでした。
ホルモンがきくタイプであり、増殖能力も低く、サブタイプはルミナールAになるようなのですが、抗がん剤をするかは主治医の先生は強く勧めませんで、自分で抗がん剤をやるかやらないか結論を出すことになりました。
ホルモン療法と同時に放射線もやることにはなっておりますが、やはり抗がん剤をやっておいた方が安心でしょうか?
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「胸の腫瘍が大きいところで5センチあり、脇のリンパにもセンチネルリンパに二センチですが1つだけ転移」「していたとのことでした。ホルモンがきくタイプであり、増殖能力も低く、サブタイプはルミナールAになるようなのですが、抗がん剤をするかは主治医の先生は強く勧めません」
⇒抗がん剤は不要と思います。
 luminalAでの化学療法の適応は「リンパ節転移4個以上(St. Gallen 2015」です。
 リンパ節が2cmだからといっても「郭清をきっちりしている」ので何ら気にする必要はありません。
 
「やはり抗がん剤をやっておいた方がいいでしょうか?」
⇒「腫瘍径が5cm」と言う事で「全摘後の放射線治療には賛成」しますが「化学療法は不要」と思います。