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抗がん剤の選択

[管理番号:2842]
性別:女性
年齢:41歳
どうか教えて下さい。
今年1月初旬温存術にてステージ1の乳がんの摘出術を受けました。
1.5センチ、異形度3
病理検査の結果、ホルモンレセプター5%陽性、その他は陰性となり抗がん剤をするかどうか悩み、オンコタイプDXを受けました。
その結果、トリプルネガティブとなり再発率は「44」
高リスクと出たので現在EC療法を受けています。
主治医はタキサン系はやりすぎでは?と言い、EC4クールで治療は終了となります。
(放射線は25回受けました)
打つ手が少ないトリプルネガティブでタキサン系をしなくていいのか不安です。
タキサン系を上乗せした場合の再発率はかわるのでしょうか?
また、病院の病理検査では少ないとは言えホルモンレセプターが陽性でしたが、オンコタイプDXの検査結果で陰性と出た以上はこちらの方が正確なのでしょうか?
ずっと悩んでいて、一人では答えが出ません。
どうぞよろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「主治医はタキサン系はやりすぎでは?と言い、EC4クールで治療は終了となります。」
⇒triple negativeだとすれば、golden standardは「アンスラサイクリン+タキサン」となります。
 OncotypeDXで抗がん剤をやるときめた以上、タキサンもやるべきだと思います。
 
「打つ手が少ないトリプルネガティブでタキサン系をしなくていいのか不安です」
「タキサン系を上乗せした場合の再発率はかわるのでしょうか?」
⇒4%あります。
 ちなみに、再発防止効果は「ECで9%」更にタキサンを追加すれば、
「13%(+4%)」となります。
 
「病院の病理検査では少ないとは言えホルモンレセプターが陽性でしたが、オンコタイプDXの検査結果で陰性と出た以上はこちらの方が正確なのでしょうか?」
⇒OncotypeDXは遺伝子の発現を「RNAの発現量」として定量化して判断しています。
(その定量値の妥当性は、結局免疫染色結果で検証してはいますが…)
 病院で行った5%よりも、「客観性が高い」と言えます。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日は詳しい回答をありがとうございました。
先生のアドバイスに従い、EC4クールで終了予定だったのをタキソテール4クール追加してもらいました。
現在EC4クール終えた所でタキソテールに進む予定でしたが白血球の数値が低く3週間延期中です。
その中で不安な症状が出てきたので再度アドバイスをお願いします。
1か月ほど前より術側(左)の放射線照射した1センチ程上の骨の痛みが出てきました。
主治医に相談した所、放射線の影響ではないか?(照射した周りにも影響がある事がある)再発や転移にしては早すぎるので様子を見ようとの事でした。
また新たに左足の付け根に少し痛みがあるな、と思っていたら翌日座った時に左側だけおしりの下に何かあるような違和感が出てきました。
トリプルネガティブと言えどステージ1、リンパ転移も脈管浸襲なしで放射線も終わり、抗がん剤中。
こんな時に再発も転移もないと自分に何度も言い聞かせますが、不安が何度も襲います。
心がクタクタです。
でも無視出来るほどの痛みは違和感ではありません。
先生はどう思われますか?ご意見頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「どこか痛くなると、癌の再発と結び付ける」
解ってはいても「ついつい、不安がよぎる」という心理は多くの患者さん(特に術後、間が無ければ無いほど)に共通のことです。
 
「再発や転移にしては早すぎるので様子を見よう」
⇒私も同感です。
 それでも「どうしても気になる」のであれば『安定剤替りに単純レントゲン(骨シンチなど不要)を処方』します。(安眠剤を1カ月内服するよりは数倍、効果があります)