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グレード3 Ki67=20-30の抗がん剤追加

[管理番号:2543]
性別:女性
年齢:45歳
すみません、先ほど送信したのですが、
データの書き忘れがあったため、再送信致します。
申し訳ございません。
先月中旬に乳房温存手術を受けました。
リンパ転移はありませんでした。
その後病理検査で断端陽性と分かり、
温存+放射線の道も提示されましたが、
局所再発の可能性を少しでも減らしたかったため、
近いうちに全摘手術を受ける予定です。
質問させて頂きたいのは、術後の治療についてです。
病理検査結果の印刷したものをいただいていないので、
先生の説明があったデータしか書けないのですが、
粘液癌
腫瘍径 15ミリ
ステージ1
ホルモン受容体 両方とも80-100%
グレード3
Ki67 20-30
HER2 陰性
手術前は温存予定だったこともあり、
術後は放射線+もしかしたらホルモン療法と言われていました。
今回全摘にすることで放射線はなくなりましたが、
思ったよりグレードが高かったこと(先生はこれが一番気になるようです)、
Ki67の値がルミナルAともBとも断言できず微妙であること、
私の年齢(閉経前です)のことを考えて、
少しでも再発の可能性を減らすために化学療法を追加するという道を提示され、悩んでいます。
初回説明時にはどちらでもという感じだったのですが、
昨日は可能性を減らすために追加すべきという感じで
勧められたので、一度はホルモン療法だけでいこうかと
思っていたのですが、考えが揺れています。
先生はどうお考えでしょうか。
よろしかったらお考えをお聞かせくだされば
ありがたく存じます。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「粘液癌 ステージ1 ホルモン受容体 両方とも80-100% グレード3 Ki67
20-30 HER2 陰性」

「思ったよりグレードが高かったこと(これが一番気になるようです)、Ki67の値が微妙であること、私の年齢(閉経前です)のことを考えて、少しでも再発の可能性を減らすために化学療法を追加するという道を提示され、悩んでいます。」
⇒ルミナールAかBかとなると「Ki67 20-30」はグレーゾーンと言えます。
 明らかなルミナールBと言えない以上、「ホルモン療法単独」でいいと思います。
 予想される「化学療法の上乗せ=6%」となります。
 
 ○化学療法は必須ではありません。