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術前化学療法の効果について

[管理番号:1112]
性別:女性
年齢:44歳
いつも参考にさせていただいています。
現在治療中ですが、担当の先生の診察中に質問を忘れてしまうのと、少し疑問が生じ
たので、先生のご意見を伺わせてください。
まず私の状況ですが
・治療開始前のしこりは21ミリ
・マンモトーム生検でルミナルB、ハーツー陰性の診断
・化学療法は術前術後どちらでもいいと言われ、術前を自ら選択
・化学療法前のセンチネルリンパ生検は転移所見なし
・ドセタキセル3週間ごとに4回、その後薬を変えて3週間ごとに4回、その後手術
の予定
以上の診断・治療予定です。
ドセタキセル2回終了(化学療法開始6週間ほど経過)した後、エコー検査したらし
こりが16ミリで、5ミリ縮小していました。
この時点で薬の効き目があまり出ていないとのことで、ホルモン剤(タモキシフェ
ン)が処方され、毎日内服(ドセタキセルは予定通り継続)となりました。
そこで疑問なのですが、
1.「ドセタキセルはマイルドな効き目で2回目(後半の4クール目)に行うことが
多いが、どちらでも結果は同じなので、あなたには1回目にした」と言われました。
(私が心配性に見えたようで、初っ端の治療にきつい薬をもってきて辛くさせるより
は・・・と考えられたようです)
→ドセタキセルの他の薬剤名は聞いていません。どうせなら最初にきつい薬がよかっ
たのですが、どちらが先でも効果に変わりはないのでしょうか。
2.せっかくセンチネルリンパ節に転移がなかったのだから、先に腫瘍を摘出すれば
よかった・・・と今更ながら後悔もしています。でも、抗がん剤を入れており、5ミ
リでも縮小していたのだから、これ以上の転移(悪化)もないと考えて大丈夫でしょ
うか。
大変お忙しい中、申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
術前化学療法は「小さくして温存」という目的以外に行うことはガイドライン上「十分な科学的根拠は無いが、細心の注意のもとに行う事を考慮しても良い:C1」となっています。
質問者が「術前化学療法を選択したこと」は「細心の注意が必要」であることに注意してください。

回答

「どうせなら最初にきつい薬がよかったのですが、どちらが先でも効果に変わりはないのでしょうか」
⇒変わりはありません。
 
「抗がん剤を入れており、5ミリでも縮小していたのだから、これ以上の転移(悪化)もないと考えて大丈夫でしょうか」
⇒断言することはできません。
 大丈夫だとは思いますが…
 「幾らか小さくはなったとはいえ」腫瘍を体に残した状態で「治療すること」は、(抗がん剤の効果の程度によっては)「その腫瘍からの新たな転移」を完全に否定する事はできないのです。